日本がん看護学会はたばこのない2020日本のプロジェクトに参加しています

セミナー・研修会

編集委員会主催研修会のご案内

学会には、研究成果についての論議の場をつくり、科学的なプロセスを経て生成された新しい知見を研究論文として世に送り出す重要な役割があります。一方、二重投稿や細切れ投稿、剽窃などの研究に関連した不正行為は“真実の探求”である研究に相容れないものであり、研究者自身はもとより学術団体に対して、さらには科学に対する信頼を損ねる行為です。しかし、二重投稿や細切れ投稿など時代とともにその考え方が変化している点があり、また明確な線引きが難しい点もあります。

研究するものは、研究倫理についての新しい情報や知識を得て不正を排除して公正に研究をすすめていかなければなりません。また、査読者は、論文に対する科学的視点に加えて、研究者としてのモラルに反していないかどうかについても審査することが求められています。

そこで、今回の編集委員会企画では、治験・臨床研究・橋渡し研究を戦略的に推進するための中央施設である新医療研究開発センターの樋之津史郎先生をお招きし、研究倫理に関する最新ガイドラインの概要、論文投稿に関連した二重投稿・断片投稿の防止など,研究倫理についての最新情報についてご講演いただき、研究倫理について理解を深める機会にしたいと考えています。査読委員・投稿予定者のみならず、最新のガイドラインについて、自施設で学ぶ機会の少ない方々には、ぜひ参加をお勧めしたいと思います。

日 時 2017年2月5日(日)11:10-12:10
場 所 第31回日本がん看護学会学術集会 第11会場
(高知市文化プラザかるぽーと11階 大講義室)
テーマ 論文投稿における研究倫理の最新情報
講師:樋之津 史郎 氏(岡山大学病院 新医療研究開発センター 教授)
司会:国府 浩子(日本がん看護学会編集委員会委員長、熊本大学大学院生命科学研究部 教授)
対象者 学術集会参加者
事前参加申込みは不要です。ご希望の方は、直接会場にお越しください。
<講師紹介>
筑波大学 医学専門学群卒業、筑波大学 博士(医学)学位取得(泌尿器科学).東京大学医学部 助手、筑波大学臨床医学系 講師、京都大学医学研究科 准教授を経て、岡山大学病院 新医療研究開発センター 教授.