国際交流と活動情報

ICCNからのお知らせ:Cancer Care Research Online(CCRO)の論文の掲載開始について

Cancer Care Research Online(CCRO)が論文の掲載を開始しました。CCROは、概念分析や尺度開発に関する論文を扱い、国際がん看護学会ISNCCのOfficial Journal(Cancer Nursing)と提携するオンラインジャーナルです。詳細は下記をご確認ください。
call for papers
Cancer Care Research Online

AONSからのお知らせ:2021年11月17日~19日に台湾からオンラインにてアジアがん看護学会が開催されます

AONS(アジアがん看護学会)から2021年11月17-19日に台湾からオンライン開催予定のアジアがん看護学会のお知らせです。
詳細は下記をご参照ください。
5th AONS Conference:ご案内
5th AONS Conference:フライヤー
5th AONS Conference HP:https://www.aons2021.tw

第35回日本がん看護学会学術集会での国際活動委員会セッション「Advancing Symptom Science for Oncology Patients in the Era of Precision Health」のご案内

第35回日本がん看護学会(2月27日から2か月間配信)において、国際活動委員会が主催するセッションを開催しています。
質問は日本語でweb上で受け付けます。
ゲノム情報を看護が行う症状マネジメントに活用する斬新な研究が紹介されます。

テーマ:Advancing Symptom Science for Oncology Patients in the Era of Precision Health
講師:Christine Miaskowski, RN, PhD, FAAN
司会:宮下 美香
詳細:こちらをご覧ください。

ISNCCからのお知らせ:2021年2月2日~5日のICCN2021の開催について

The International Conference on Cancer Nursingが2021年2月2日~5日に開催されます。
参加登録者は、学会のプラットフォームにリンクするe-mailを受け取り、2月1日にログインすることができます。
下記関連URLをご確認ください。

  1. https://iccn2021.org/
  2. https://iccn2021.org/registration/
  3. https://iccn2021.org/full-programme/
  4. http://www.iccn2021.org/
  5. https://www.facebook.com/CancerNursesWorldwide/
  6. https://twitter.com/ISNCC
  7. https://www.linkedin.com/company/iccn2021/

AONSからのお知らせ:5th AONS Conferenceの演題登録開始

2021年11月17日~19日、バーチャルで開催される5th AONS Conferenceの演題登録が開始されました。
下記、演題登録ガイドラインのページよりご登録ください。
https://www.aons2021.tw/en-us/Page/Index/14

ICCNからのお知らせ:ICCN2021のPlenary Sessionについて

ICCN 2021のPlenary Session 2「Oncology Nursing Leadership and Research」の登壇者が発表されました。

  1. Professor Dame Jessica Corner:PVC(Pro-Vice-Chancellor)for Research and Knowledge Exchange at University of Nottingham
  2. Mary Wells PhD MSc BSc (Hons) RGN:Imperial College Healthcare NHS Trust and Professor of Practice (Cancer Nursing) at Imperial College
講演は、2021年2月3日の全体会議2でライブで発表されます。

Plenary Session #3についてもおしらせがあります。
ICCN2021 on 5 February 2021(GMT)に下記テーマのセッションを行います。
“COVID-19 and Cancer: Lessons Learned and Silver Linings”
オンコロジー看護学会(ONS)が後援し、ナンシー・フーリハン会長、オーストラリア、ブラジル、韓国、韓国のパネリストが参加。イギリスとアメリカは、COVID-19にどのように準備をして、どのようにケアを提供し、患者や家族をサポートし、困難な状況をマネージしたか、ディスカッション&アンサー形式で、パネリストが質問に回答します。

AIBCからのお知らせ:乳がん専門の方へ

この度、Australasian International Breast Congress(AIBC2021)がAustralasian Society for Breast Disease(ASBD)、6th World Congress on Controversies in Breast Cancer(CoBrCa)、Breast Surgeons of Australia and New Zealand(BreastSurgANZ)と共同で開催されることになりましたのでお知らせいたします。
サイト:https://aib-congress.org/
2021年10月14日から16日までオーストラリアのブリスベンで開催されます。
medical oncology, surgery, radiation oncology, breast imaging, pathology, reconstruction, allied health and survivorship などの課題が取り上げられます。

2021年11月17日~19日に台湾で5th AONS Conferenceが開催されます

2021年11月17日~19日、5th AONS Conference が台湾にてオンライン開催されます。
https://www.aons2021.tw/
サイトはまだ準備中の箇所が多いですが、みなさん、抄録の準備など是非おねがいします。

ISNCCからのお知らせ:2021年2月2日~5日のICCNの参加登録開始

国際がん看護学会ICCN2021が2021年2月2日から5日までバーチャルで開催されます。
参加登録を開始しました。
参加登録:https://www.iccn2021.org/
テーマは「Innovation and Inspiration」
早期登録のお得な割引(最大50ドルの節約)を期間限定でご利用いただけます。
ISNCC会員の方は、割引料金があります。

ISNCCからのお知らせ:2021年2月2日~5日のICCNの開催

2021年2月2日~5日開催のICCNはバーチャルで開かれることになりました。
学術集会公式ニュースやアラートは、以下のリンクをクリックしてください。

  1. https://iccn2021.org/
  2. http://www.iccn2021.org/
  3. https://iccn2021.org/registration/
  4. https://iccn2021.org/
  5. https://www.isncc.org/page/Membership
  6. https://www.iccn2021.org/
  7. https://www.facebook.com/CancerNursesWorldwide/
  8. https://twitter.com/ISNCC
  9. https://www.linkedin.com/company/iccn2021/
  10. iccn2021@icsevents.com

ISNCCからのお知らせ:Global Classroomの提供

ISNCCではGlobal Classroomを提供しています。スケジュールをご覧ください。
https://www.continulus.com/isncc-lectures/sexuality-in-cancer-care/

ISNCCからのお知らせ:無料の講義聴講

ISNCCから無料の講義聴講のお知らせです。
どなたでも登録して初回のみ無料で聴講できるようですので、どうぞご利用ください。
2020年6月4日から始まります。
アクセスと講義スケジュールについては下記をご参照ください。
【アクセス】http://www.continulus.com/ISNCC/
【講義スケジュール】ISNCC Global CLASSROOM

ISNCCからのお知らせ:COVID-19 Position Statementを発表しました。

ISNCCが COVID-19 Position Statementを発表しました。
ファイルをご覧ください。
ISNCC COVID-19 Position Statement March 14, 2020
ISNCC COVID-19 Position Statement March 14, 2020(日本語版)

第34回学術集会での国際活動委員会セッション
テーマ:「がんゲノム医療時代に私たちにできることは何か?」の概要とアンケート結果

 2020年2月23日、第34回日本がん看護学会学術集会 国際活動委員会主催セッションにおいて「がんゲノム医療の時代に私たちにできることはなにか?~日米の現状から考える」というテーマで田村智英子先生(FMC東京クリニック 医療情報・遺伝カウンセリング部/順天堂大学医学部附属順天堂医院 遺伝相談外来/ゲノム診療センター)にご講演いただきました。新型コロナウイルス感染症の影響を受けて限られた人数の参加者になることが予想されましたが、113人の参加があり、講演後も田村先生のもとに質問が続きました。がんゲノム医療では抗がん治療につながる情報を求めてがん遺伝子パネル検査を実施しますが、結果として子孫に受け継がれる可能性のある遺伝情報が明らかになる場合もあります。国内では、特に保険診療の場合、標準治療を終えた(あるいは終える見込みの)シビアな状態でがんゲノム医療に少ない望みをかけるような状況や遺伝情報が明らかになる可能性が生じるため、患者も医療者もそれらに圧倒されて萎縮している現状があります。一方、欧米では、むしろ情報を得て今後の検査のオプションを考え、賢く予防する方向へと進んでいるそうです。遺伝のことは遺伝の専門家に回す…ということではなく、遺伝情報を知ることでもっと大きな可能性や広がりがあるということを患者さんに伝える役割を患者さんに一番近い看護師に担ってもらいたいという田村先生からのメッセージを受け止めたいと思います。
*講演内容は収録し、後日学会HPより配信予定。

講師 田村 智英子 先生
(FMC東京クリニック 医療情報・遺伝カウンセリング部/
順天堂大学医学部附属順天堂医院 遺伝相談外来/ゲノム診療センター)
座長 川崎 優子(兵庫県立大学看護学部)

第34回学術集会国際活動委員会セッション(ゲノム)の報告とアンケート結果

臨床でのCOVID-19における対応のあり方まとめ

国際活動委員会では海外文献(文末にある参考文献)をもとに臨床での新型コロナウイルスへの対応をまとめましたので、掲載いたします。
ファイルをご覧ください。
臨床でのCOVID-19における対応のあり方まとめ
 

ONSからCOVID-19情報提供のお知らせ

Oncology Nursing Society(ONS 米国がん看護学会)からCOVID-19に関する看護関連の情報がメールで配信されましたので、お知らせします。
ファイルをご覧ください。
ONSからCOVID-19情報提供
 

お知らせ:ICCN2020開催延期のお知らせ

ICCN2020 in Londonは新型コロナウイルス感染リスクが高まっているため、
28 - 31 March 2021に延期されました。下記URLご参照ください。
https://iccn2020.org/frequently-asked-questions/
 

ISNCCからのお知らせ

ISNCCからの2月分のお知らせをまとめてておりますので、ご覧ください。
ISNCCからのお知らせ(2020年2月分)
 

日本のがんおよびがん看護関連データ提供のお知らせ

国際活動委員会がICCNロンドンに向けて日本のがんおよびがん看護関連データCountry profile template_Japan_2020を提供しています
Country profile template_Japan_2020
 

第4回アジアがん看護学会 Asian Oncology Nursing Society Conference報告

2019年11月13日~15日、インド・ムンバイにおいてアジアがん看護学会(AONS)の第4回カンファレンスが開催されました。今回のテーマは ″Engaging and Empowering Oncology Nursing: Paving the Pathway for Change″(がん看護への関わりとエンパワー:変化への道を切り開く)であり、約400名の参加者によってテーマにふさわしい熱気あふれる議論が展開されていました。今回はインド国内からの参加者が多くを占め、日本からの参加者は17名と限られた人数ではありましたが、口演発表・示説発表ともに日本の発表演題がベストプレゼンテーション賞を受賞するという素晴らしい成果となりました。Best Oral Presentation Awardは聖路加国際大学の鈴木美穂氏(ご発表演題:Trends of chemotherapy-related symptoms intensity during chemotherapy in outpatients with breast cancer: a descriptive study)(写真1)、Best Poster Presentation Awardは大阪医科大学の府川晃子氏(ご発表演題:Development of Self-Management Support Program for Elderly Patients with Lung Cancer Who Are Receiving Molecularly Targeted Therapy with Oral Agents 2nd report, Evaluation from the Viewpoint of Usability of General Nurses)でした。また、発足当初からAONSの活動にご尽力されてきた大西和子氏(鈴鹿医療科学大学)が学会より名誉会員の称号を贈られました(写真2)。そのほか、″Challenges faced in practice of oncology nursing″(がん看護実践が直面する課題)をトピックとしたパネルディスカッションでは、山本瀬奈氏(相良病院)がインド、香港、シンガポール、韓国のパネリストとともに登壇するなど、日本のがん看護が広く世界に発信されたカンファレンスとなりました。第5回カンファレンスは2021年11月17日~19日、″Innovations of Science and Art in Oncology Nursing″(がん看護におけるサイエンスとアートの革新)をテーマに台湾で開催される予定です。

写真1
Best Oral Presentation Award受賞の鈴木美穂氏(ご発表中の様子)
写真2
名誉会員授与式:AONS PresidentのWinnie KW So氏から名誉会員の称号を贈られた大西和子氏

ISNCCからのお知らせ

ISNCCからのお知らせを3点提示していますので、ご覧ください。
ISNCCからのお知らせ
 

ISNCCからのお知らせ

ISNCCからのお知らせを4点提示していますので、ご覧ください。
ISNCCからのお知らせ
 

お知らせ:ICCN2020へ参加登録の呼びかけ

International Conference on Cancer Nursing (ICCN2020 in London, 29 March to 1 April, 2020.)への参加登録は現在受付中です。
https://iccn2020.org/register-now/
 

お知らせ:AONSからの参加登録の呼びかけ

AONS(2019年11月13-15日ムンバイ開催)が参加登録を呼びかけています。
HPはhttp://www.aonscon2019.com/です。ふるってご参加ください。
 

お知らせ:ICCN2020ロンドン、9/30から登録、宿泊予約開始のお知らせ

 2020年3月29日から4月1日にロンドンで開催予定のInternational Conference on Cancer Nursing (ICCN2020)の登録とホテルなどの予約サイトが2019年9月30日に始まります。
 ISNCCからのメールによると702演題が登録されたとのことです。
 今後の重要な日程の詳細はURLをご参照ください。
 https://iccn2020.org/

海外文献の紹介

国際活動委員会
江藤 美和子

文献名: Immune Checkpoint Inhibitor Therapy Key principles when educating patients
著者: Laura S. Wood, RN, MSN, OCN, Nancy P. Moldawer, RN, MSN, Colleen Lewis, APN-BC, AOCNP
雑誌名・巻・号: CLINICAL JOURNAL OF ONCOLOGY NURSING Vol.23, No.3, 2019

 この文献では、抗癌剤治療における患者教育の情報を集約し、ベストプラクティスに関する情報共有、免疫チェックポイント阻害薬(immune checkpoint inhibitor:ICI)に関する患者教育における障壁を認識し、患者教育の方法とツールについて情報を提供することを目的とした文献検討がなされています。以下、要約部分を中心にご紹介します。
 ICI療法は、急速に発展を遂げている分野であり、その独自の作用機序から、特有の免疫関連有害事象(irAE)を有します。irAEを適切に管理するためには、症状の早期発見と迅速な報告が必要です。
 患者自身が副作用に対処し、必要な時に医療従事者に報告する等、セルフケアを理解し実践するために患者教育は重要であり、治療開始前に実施するのが最も効果的であるといわれています。患者が治療の中止を恐れて連絡を躊躇することが考えられますが、手立てが遅れると治療の中断につながる可能性があり、どのような変化も早めに連絡することで、治療中断なく医療チームが効果的に対処することも可能であると伝えることが大切です。
 患者に伝えるべきポイントとしては、他の抗がん剤とは異なるICI特有の作用メカニズムと副作用、治療効果、副作用の発症時期・観察と対処方法、症状の変化や悪化が起こった場合には医療チームにすぐに連絡することが挙げられます。また、一貫した内容で患者教育を行う為に、個別的な患者の教育ニーズのアセスメント、患者教育提供方法の検討、標準化されてアクセスしやすい教育資材の検討、多職種での情報共有、患者の指導に関する進捗の共有と記録等を継続して検討することも重要です。がん治療に携わる看護師は、患者が適切な教育をうけ、早期irAEの特定と適切な介入を支援するために重要な役割を果たすことが求められます。

 本紹介は許可を得て行っています。文献はこちらからアクセスできます。
https://cjon.ons.org/cjon/23/3/immune-checkpoint-inhibitor-therapy-key-principles-when-educating-patients

  • よく経験されるirAEと対応については本文中のTable.1をご覧下さい。
  • 尚、著者のLaura S. Wood先生は、2011年2月に来日され、神戸にて「分子標的治療薬時代の看護師の役割について」日本の看護師と座談会をもたれています。

 

ONS 44th Annual Congress 参加報告(於: Anaheim, USA)

広島大学大学院医系科学研究科
宮下 美香

 2019年4月11日(木)~14日(日)、米国アナハイムにおいてOncology Nursing Society (ONS) 44th Annual Congressが開催されました。本年は当がん看護CNSコース修了者、広島大学病院のがん看護専門看護師、当研究室の助教、中国からの留学生と一緒に参加しました。ONSは米国のがん看護学会ですが、毎年海外から多くの看護専門職者が参加します。連日早朝6時から夜遅くまで、最近のトピックを中心に優れた講演、発表が提供されます。それらには、進展が目覚しい免疫療法や放射線療法などの治療を受ける患者への看護、サバイバーシップケア、アドバンスケアプランニング、終末期ケアなど幅広い内容が含まれています。高齢がん患者への看護についてのセッションでは、米国でも2030年までに65歳以上の高齢者ががんの診断を受けた人の約70%を占めるようになり、多剤併用のリスクやアセスメント、マネジメントの重要性が述べられていました。患者の高齢化は取り組むべき重要な課題と改めて認識しました。
 発表演題は、「Advanced Practice」「Clinical Practice」「Industry-Supported」「Leadership/Management/Education」「Quality Improvement」「Research」に分かれており、口演もしくはe-Posterにて発表が行われます。e-Posterのセッションでは、用意されているディスプレイにポスターが映し出され、10分間で発表とディスカッションを行います。私はe-Posterでがん治療に関連した認知機能の変化とQOLとの関連について発表しました。研究をご一緒下さっている米国の先生が質問して下さり勉強になりました。口演はテーマで分けられ10分~15分間の発表が行われますが、日本では見たことのない「Research Abstract Critique」というセッションがあります。このセッションは、演者とreviewerがペアになり、まず演者が発表し、その後でreviewerが研究の概要、強みや提案などを述べます。クリティークのポイント、提案の仕方などを提供する示唆に富むセッションでした。
  懇親会は無料でドリンク券1杯分がついており、自由に軽食をいただきました。多くの人が参加しており、たまたまテーブルが一緒になった方がNational Institute of Health (NIH)に勤務するNurse Practitioner/Consultantであり、2021年にWashington DCで開催されるONS学会へ参加したときにはNIHを案内しますと名刺を下さいました。ぜひとも皆で訪問したいと思います。今後もONS学会での人との出会いを大事にして、患者アウトカムの向上に貢献する研究を行い、根拠に基づく実践へ活かしたいと思います。

7th ACP-I Conference 参加報告(於:De Doelen, オランダ)

ベルランド総合病院 がん看護専門看護師
江藤 美和子

 2019年3月14日~16日、オランダ ロッテルダムにて、7th ACP-I Conferenceが開催されました。ACPに関するに関する研究、調査、革新的なアプローチについて、共有し討議することを目的とし、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、カナダ、シンガポールなど、様々な国から、医療、看護関連の研究者や実践者、政策担当者等が参加していました。主なテーマには、ACP教育、がん医療におけるACP、ACPの啓発と実践等があり、シンポジウム5セッション、口演94題、ポスター75題が発表されました。私は“Enhancing the End of Life (EOL) Communication:Evaluation of the ‘EOL care education’ for nurses in acute care setting“をテーマとし、臨床のエンドオブライフケアに関する実務者教育と課題についてポスター発表を行いました。
 学会で印象に残ったのは、オーストラリアやヨーロッパではACPの国際研究が進んでおり、そのエビデンスをもとに様々なプログラムが進められていることです。患者向けの資材、ホームページなど情報も充実し、Eラーニングなど実務者教育も整備されています。
 しかし、そのような国でも一般市民でACPが実際行えていたのは半数程度、医師と話し合えていたのは数パーセントという報告がありました。また、ACPにおいて、医療者から話される言語が理解できず、安心して対話をすすめることができなかったと返答した患者が30~40%いたという口演発表もありました。ファシリテーターとなる医療者、看護師は、会話をするなかで概念や定義を丁寧に患者に説明し、慎重にプロセスを進める必要があることをあらためて学びました。
 終末期における医療については、患者、家族、医療関係者それぞれの価値観があり、あるべき医療とケアのあり方について討議を重ねていくことが必要となります。今回の学会での学びを活かし、地域におけるACP実践と教育の推進に努めていきたいと思います。

お知らせ:ICCN2020抄録締め切りの延期について

 ISNCCではICCN2020の抄録受付締め切りを2週間延期しました。
 2019年9月3日火曜日23:59(北米EDT)まで受け付けています。
 学会ホームページ:https://iccn2020.org/
 応募サイト:https://iccn2020.org/abstracts/
 問い合わせ先:iccn2020@icsevents.com
 なお、個人会員の皆様には割引特典があるかもしれませんが、
 ICCN2020参加の日本がん看護学会会員用の割引コードは提示されておりません。
 ISNCCに数回問い合わせましたが、回答が得られませんでした。

第33回日本がん看護学会学術集会 国際活動パネルディスカッション
テーマ:「自分らしく国際学会に参加する―学会に参加した看護師からのメッセージ」

日本がん看護学会 国際活動委員
千葉 育子

 第33回日本がん看護学会学術集会において、国際活動委員会企画の国際活動パネルディスカッションが2月24日(日)第9会場にて行われた。「自分らしく国際学会に参加する―学会に参加した看護師からのメッセージ」をテーマとし、古田智恵氏(神奈川県立がんセンター看護師)、長崎礼子氏(がん研究会有明病院看護師)、私、千葉(国立がん研究センター東病院看護師)の3名がパネリストとなり、どのようなサポートを得てどのように国際学会に参加したのか、それぞれの自分らしさを織り交ぜながら発表した。
 古田氏は、「ピンチはチャンス:第19回国際がん看護学会 2015に参加して」をテーマとし、上司の勧めにより突然に参加することになった国際学会の経験であり最初は緊張していたが、国を超えて活発に意見交換する意義を、肌で感じられたことを発表された。長崎氏は「第10回ICN NP/APN Conference2018へ参加して」と題し、上司のサポートを得ながら抄録やポスターを作成し、さらに言語に関する不安に立ち向かいながらポスター発表を成し遂げた経験を発表され、その経験がその後の看護実践への自信に繋がったことを語られた。私は「国際学会で口頭発表した経験:国際がん看護学会2018の参加を通して」というテーマで、大学院修士課程で行った研究を口頭発表した経験を述べ、抄録作成から発表までに得られた大学院や所属施設によるサポートや、口演発表したことで多くの参加者に声をかけて頂き、今後に繋がるネットワークを広げることができたことを発表した。
 会場からは、がん看護の国際化に今後どのように貢献していくか、英語でのコミュニケーションによる課題をどのように考えるかなどについて質問があり、パネリストとのディスカッションが行われた。がん看護の国際化については、参加を躊躇している同僚に自分が感じた国際学会に参加する意義を伝えることや、国際学会での発表を継続し、共に参加できる仲間を増やしていくことなどが討議された。英語でのコミュニケーションについては、実践可能な英会話からコツコツと練習していくことや、細かな英文法の間違いにとらわれて消極的になるのではなく、他国の文化や看護の新たな看護の視点を得るという目的を達成することを意識してコミュニケーションをとることが大切であるなどの意見が述べられた。
 会場アンケートより、「興味があってもハードルが高いと思っていたので、サポートの求め方などが参考になった」、「発表を目指していくことを勇気づけられた」などの意見があり、パネリストがそれぞれの方法で自分らしく国際学会に参加した経験を共有しディスカッションしたことで、参加者の国際学会参加への意欲が高まり、有意義なパネルディスカッションになった。

過去の国際交流と活動報告

過去の国際交流と活動報告の詳細はこちら

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