学会概要

理事長あいさつ

 この度、理事長に就任いたしました渡邉です。どうぞよろしくお願いいたします。
日本がん看護学会は、1978年に設立され、2013年2月に一般社団法人化し、40年以上の実績により2020年12月には会員数5,300人を超えるがん看護の中心的学術団体へと発展いたしました。会員の皆様の内、臨床に所属している方々が約8割であることも当学会の特徴の1つです。日本がん看護学会は、「がん看護に関する研究、教育、実践の発展と、もって人々の健康と福祉に貢献する」ことを目的として活動をしております。

 日本の保健医療福祉の課題は、新型コロナウイルス感染拡大により大きく変化しました。このことはがん患者、ご家族そしてがん医療・看護に携わっている専門職に大きな影響を与えました。一方でがん罹患数は2017年977,393人(厚労省2020年)と増加傾向にあり、2019年のがん死亡数は376,425人と依然として日本の死因の第1位でもあります。

 本学会の主な事業としては、国のがん対策基本法に基づいたがん対策推進基本計画の分野別施策である「がんの予防」「がん医療の充実」「がんとの共生」を中心に以下の活動を実施しております。
①学術集会の開催、②学会誌発行、③看護専門職の実践の向上及び研究、④国内外の関連学術団体との協力と連携、⑤国際交流活動、⑥人々の健康と福祉に貢献するための社会活動、⑦その他などです。2020年度は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、災害対策委員会を発足し、実態調査や看護実践の手引きの作成、ホームページに「新型コロナウイルス関連情報特設ページ」を作成いたしました。
 がんは世界的にも健康問題の1つです。2018年度-2020年度には「グローバルブリッジ・ジャパン・プロジェクト」に採択されたプログラム『禁煙教育に係る日本のオンコロジーナースの能力向上のための取り組み』を国際がん看護学会(International Society of Nurses in Cancer : ISNCC)とアジアがん看護学会(Asian Oncology Nursing Society : AONS)との連携により研究に取り組みました。今後、その成果を広めてまいります。そしてこれからも世界中のがん医療の専門職と手を結び、全ての国のがん対策に貢献してまいります。
 2020年度は将来構想委員会で日本がん看護学会の将来のあるべき姿を検討いたしました。
 今後は、従来の学会活動に加え、その将来構想を推進・実現していくことが大きなミッションだと思っております。

 がん医療はゲノム診断の進歩、新薬や治療法の開発によりこれからも進歩し続けます。また少子超高齢社会に向けたがん医療の課題も多くあります。臨床の現場では、医療制度により平均在院日数の減少、病床の機能分類など、患者やご家族お一人お一人に継続して関わる機会が少なくなっています。今だからこそ、医療の中心であるがん患者、家族が治療と社会生活のバランスを取りながら納得した日々を送るための看護が求められていると思います。
 今後も日本がん看護学会は、質の高いがん看護実践、教育、研究を目指し、がん政策や制度への提言を行ってまいります。

 がん看護をもっと知りたい、学びたい皆さん、本ホームページの詳細を是非ご覧下さい。きっと必要な情報やヒントが得られることと思います。
 会員の皆様、そしてがん看護に携わっていらっしゃる看護職の皆様に支えていただきながら当学会の活動を推進してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。


2021年2月
一般社団法人日本がん看護学会
理事長 渡邉 眞理

ページの先頭へ