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刊行物・ガイドライン

「急性放射線皮膚炎のケアに関する合同ガイドライン(仮称)」作成にむけた
クリニカルクエッション募集のお知らせ

平素より日本がん看護学会の活動にご協力いただき、誠にありがとうございます。
この度、日本がん看護学会会員に向けて、「急性放射線皮膚炎のケアに関する合同ガイドライン」作成に向けたクリニカルクエッションを募集することといたしました。
以下の要領に沿って募集いたしますので、よろしくお願いいたします。

1.クリニカルクエッション募集の背景

日本がん看護学会、日本放射線腫瘍学会が協働してガイドラインを作成することになりました。2022年の完成を目指し、作成に着手したところです。放射線治療はがんの主要な治療であり、多くの会員が治療に伴う急性放射線皮膚炎のケアを実践していると思います。そのため、会員のニーズに即したガイドラインとすべく、2学会会員からクリニカルクエッション(CQ)を募集することといたしました。

2.募集する「クリニカルクエッション(CQ)」とは

クリニカルクエッション(CQ)とは、「スコープ*で取り上げることが決まった重要臨床課題(Key Clinical Issues)に基づいて、診療ガイドラインで答えるべき疑問の構成要素を抽出し、ひとつの疑問文で表現したもの」と定義されています(Minds、診療ガイドライン作成マニュアル2017)。以下のガイドラインの対象・重要臨床課題を参考に、皆様の「臨床実践の中で解決すべき急性放射線皮膚炎のケアに関する疑問」について記載いただくようお願いいたします。
作成するガイドラインでの記載形式は今後検討予定で、文言の表記についてはガイドライン委員会とガイドライン作成グループで行います。皆様は、自由な記載方法で結構ですので、臨床看護における疑問について、応募をよろしくお願いいたします。

*スコープ(scope):診療ガイドラインが取り上げる事項や方法論を明確にするための文書。診療ガイドライン作成 の企画書ともいえる文書。

3.ガイドラインの対象、重要臨床課題

このガイドラインの対象は、「がん放射線療法の外照射における急性放射線皮膚炎のケアに関わるすべての医療従事者」と設定しています。
また、重要臨床課題は、「外照射により程度の差はあれ必発する急性放射線皮膚炎は患者の苦痛となり、QOLに影響を与える。急性放射線皮膚炎のケアは、重要な看護技術にも関わらず、標準化されておらず、臨床においては施設ごと、医療者ごとに考え方やケア方法が異なる。そのため、一定のケアの方向性を示すことは重要課題であり、推奨を提示することで患者のQOLの向上が期待できる」としています。

4.クリニカルクエッションの提出方法

対象者:日本がん看護学会員
送付先:日本がん看護学会事務局E-mail(info@jscn.or.jp
公募期間:2020年10月2日(金)~2020年10月23日(金)

送付時は、氏名、所属、専門看護師/認定看護師等の資格をご記入してください。
個々のコメントについては回答いたしませんのでご了承ください。
また、ご意見は作成の参考にさせて頂くもので、必ずしも採用できるとは限らないこともご承知おきください。何卒よろしくお願い致します。

2020.10.2
日本がん看護学会 ガイドライン委員会
日本がん看護学会
急性放射線皮膚炎のケアに関する合同ガイドライン(仮)作成グループ