セミナー・研修会

「がん患者の意向を踏まえ、住み慣れた家庭や地域での療養を選択できるよう、在宅医療の充実を図ることが求められている」とがん対策基本法に明記され、在宅緩和ケアを可能にする体制の充実が図られてきました。しかし、療養の場の移行には、体制の整備だけではなく、患者と家族のQOLを第一に考え、多職種と連携・協働する看護の高度な実践力が重要です。そこで、新たな２年間は、「がん患者の在宅移行を可能にする連携・協働のためのスキル」をメインテーマに、在宅移行に関わる看護職間、多職種間の連携・協働のためのスキルアップをめざします。

終末期や医療処置のニーズが高いがん患者の在宅移行を可能にする支援には、患者・家族がおかれた環境を理解し、全人的なアセスメントを洞察深く行うことが重要です。平成25年度は、患者・家族が利用できる社会資源の選択を含め、退院調整に必要となる高度なアセスメントの視点について学び、演習でスキルアップします。

会員の皆さまのご参加をこころよりお待ちしております。