日本がん看護学会はたばこのない2020日本のプロジェクトに参加しています

がん看護実践に強い看護師育成プログラム

日本がん看護学会では、平成18年度事業の一環として、厚生労働省による「専門分野(がん・糖尿病)における質の高い看護師育成事業」が開始されたことを受け、本研修事業が各地域において円滑にかつ効果的に実施され、それによりがん看護実践に携わる看護職員の質向上に寄与することを目的に、「がん看護実践に強い看護師」育成のための研修プログラム案の開発をすすめました。

この研修プログラム案の作成にあたっては、①厚生労働省による本事業の目的、②わが国のがん医療・看護の動向と課題、③日本がん看護学会が貢献できること、などを念頭に置きながら検討しました。具体的には、この事業の背景にあるがん対策基本法がめざす、「がん医療の地域格差を是正すること」、「がんの治療方法等が選択に本人の意向が十分尊重されること」、「長期にわたるがん治療を切れ目なくうけることができるようにすること」「がんチーム医療のメンバーとして連携ができること」といった課題を研修プログラムに反映することとした。そして、これらの課題解決に貢献できる「がん看護実践に強い看護師」の育成は実務研修を基本とすることとしました。さらに、日本がん看護学会の諸事業が研修プログラムに活用され実務研修の効果的な推進に貢献できることを考慮しました。

研修プログラムの目的、内容、方法については、こちらに記しています。

各都道府県において、本研修プログラムが活用され、各地域における質の高いがん看護師育成事業が推進されることを心より願っています。