日本がん看護学会はたばこのない2020日本のプロジェクトに参加しています

SIG―日本がん看護学会特別関心活動グループ―

SIGテーマグループ活動の概要

平成18年度に正式にテーマグループが設立され、活動が開始されています。
今年度の活動の主な概要をご紹介します。
詳細については、JSCN-SIG事務局までお問い合わせください。

テーマグループ一覧

  1. がん看護専門看護師
  2. がん薬物療法看護
  3. がん性疼痛看護
  4. ホスピスケア
  5. 乳がん看護
  6. スキンケア
  7. 治験・臨床研究看護
  8. リンパ浮腫ケア
  9. 血液・骨髄幹細胞移植看護
  10. 遺伝がん看護
  11. がん放射線療法看護
  12. 外来がん看護
  13. 在宅がん看護
  14. がん精神看護
  15. 小児・AYA世代がん看護
  16. 災害がん看護
  17. 肺がん看護
  18. アピアランスケア
  19. 頭頸部がん看護
  20. スピリチュアルケア
  21. 看護管理
  22. がんリハビリテーション看護

1. がん看護専門看護師(グループメンバー 243名 2024年3月31日現在)

sig-ocns@jscn.or.jp

メッセージ

医療発展や在院日数の短縮、高齢化社会を受け、がん看護専門看護師が組織から期待される仕事の内容が高度になっています。当グループでは、がん看護専門看護師として活躍するために、組織の持てる力や強みを最大限に活かした活動モデルの構築、評価指標の検討について取り組んでいます。また、がん看護専門看護師の役割開発や自己啓発についても支援しています。

2023年度活動報告

  • 学習活動
    • 全体学習会:1回、参加者:15名
    • 「がんゲノム医療においてがん看護専門看護師ができること」をテーマとし、がん看護専門看護師と遺伝看護専門看護師の連携・協働についてミニ講義ならびにグループ討議を実施した。
  • 広報活動
    第37回日本がん看護学会学術集会・交流フォーラムで活動を紹介した。グループメンバーへの情報発信はMLを活用した。
  • 研究活動
    がん看護専門看護師の活動を可視化するための方法について、検討を重ねるための準備をした。
  • その他
    がん看護専門看護師の役割開発やコンサルテーションに関する情報について、ニーズが寄せられた。今後の情報交換につなげる準備を開始した。

2024年度活動計画

  • 学習活動
    • 全体学習会:学習会(対面・WEB)を1~2回/年実施する。テーマはがん看護の最新のトピックスやがん看護専門看護師が直面する課題とする。
    • 分科会:神奈川、高知、東北、三重ほか
  • 広報活動
    交流集会および交流フォーラムを企画・運営する。
  • 研究活動
    がん看護専門看護師の活動を精錬させるためのスキルを検討する。
  • その他
    学習会で交流したメンバーで継続的に情報交換する。

2. がん薬物療法看護(グループメンバー 91名 2024年3月31日現在)

sig-chemo@jscn.or.jp

メッセージ

テーマ別グループの中では、最大の参加人数であり、日本全国で仲間が日々活躍しています。がん薬物療法は、外来治療のさらなる加速や、免疫チェックポイント阻害薬、がんゲノム医療など、次々に新しい局面があり、看護が果たす役割も大きくなっています。私達と一緒に学び、情報交換をしませんか?

2023年度活動報告

  • 学習活動
    • 学習会:1回 学習会参加者:計28名
    • 2023年2月11日開催(ZOOM開催)
      テーマ「今あらためて考えてみよう!がん薬物療法における末梢神経障害への看護ケア」
      講師:細川舞(岩手県立大学看護学部)
  • 広報活動
    がん看護学会SIGフォーラムにおいて、活動状況の報告やメンバー募集のお知らせなどを行った。

2024年度活動計画

  • 学習活動
    メンバーの関心事やトピックスなどに応じたオンライン学習会の企画実施
  • 広報活動
    2024年2月日本がん看護学会交流集会での発表予定
    「化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN)について考えてみませんか
    CIPNの症状アセスメントやGrade判定をどのように行っていますか?」
  • その他
    オンラインでの情報交換

3. がん性疼痛看護(グループメンバー 37名 2024年3月31日現在)

sig-pain@jscn.or.jp

メッセージ

痛みはがん患者が最も恐れる症状のひとつです。現在、使用可能なオピオイドが増え、入院患者のみならず多くの通院患者も使用しています。しかし、患者個々の痛みの問題は解決しているでしょうか。看護師は痛みのアセスメントや疼痛緩和ケアで悩んでいませんか。SIGがん性疼痛看護グループは、痛みと鎮痛の病理病態・薬理学の視点と、全人的苦痛の視点に立ったがん疼痛緩和ケアを大切にし、メンバー間の交流や学習会を通してがん性疼痛看護の質の向上に取り組んでいきます。

2023年度活動報告

  • 学習活動
    • 学習会:1回、学習会参加者16名
      テーマ「オピオイド鎮痛薬のケミカルコーピングを疑う患者への看護実践」、講師:林ゑり子氏(横浜市立大学医学部看護学科)、オピオイド鎮痛薬のケミカルコーピングと類似症状について、最新の知見を実践に落とし込む内容であった。講義のあと、参加者から質問や意見がありディスカッションを行った。参加者はメンバー内5名、メンバー外11名であった。メンバー外は申し込み18名のうち7名が欠席し、そのうち事前連絡があったのは1名であった。
  • 広報活動
    日本がん看護学会SIGブースでの活動紹介。
  • その他
    • メールにて学会情報などの共有を行った。
    • 年2回コアメンバー会議をリモートで実施した。

2024年度活動計画

  • 学習活動
    学習会の開催。テーマは未定。
  • 広報活動
    日本がん看護学会SIGブースでの活動紹介。
  • その他
    • メンバーが学会等で発表した研究を共有する機会をもつ。
    • メンバーの研究活動を共有する。

4. ホスピスケア(グループメンバー 72名 2024年3月31日現在)

sig-hospice@jscn.or.jp

メッセージ

SIGホスピスケアは、「診断時からエンド・オブ・ライフケアまでの継続した緩和ケアの探究」をテーマに、学習会や事例検討会やがん看護学会の交流集会を企画し、メンバーと出会いや交流をしています。全国にいる同じテーマに関心を持つメンバー全員には会えませんが、メーリングリストを活用しながら、全国各地での研修会のお知らせや、緩和ケアやがん看護に関連した悩みについて情報交換をしながら学びを深めています。
ご興味のある方は、是非一緒に活動をしましょう!

2023年度活動報告

  • 学習活動
    • 学習会:1回、参加者は40人
      岩手県:SIGホスピスケア学習会
      テーマ:「倫理的看護実践を考える」
  • 広報活動
    • 毎年、日本がん看護学会交流集会にSIGホスピスケアメンバーとがん看護や緩和ケアに関連する企画を考えた。

2024年度活動計画

  • 学習活動
    • テーマ‘がん看護における「緩和ケア」の教育’に関して、CNやCNS、緩和ケアの熟練看護師に対する学習会を企画。
    • 講義と事例検討を行い、SIGホスピスケアに関心を持つ看護師の方々とがん看護や緩和ケアの学びを深める。
    • テーマに関連して講師を招いた学習会を持つ。
      学習会:緩和ケアに関連したもので、年間1回を目安に社会情勢を鑑みて、リモートで行うか検討中
      その他:第38回日本がん看護学会交流集会企画検討中。
    • 本グループはメンバーの関心が広く、一つのテーマに絞った活動で満たされない学習ニーズが生じている可能性がある。テーマに関する学習会と潜在する学習ニーズを年1回程度、全メンバーに尋ね、テーマ活動を活性化するためのニーズ調査を行う。
    • 事例検討会を開催し、教科書通りには対応できない、がん緩和ケア看護実践に役立つ情報共有を促進する。
      ・情報秘匿を厳守し、対応の難しい、あるいは難しかったケースについて、メーリングリストを通して、ディスカッションを行い、日々の緩和ケア実践に役立つような情報交換の機会を充実させる。
      ・緩和ケアに関する最新トピック、学会・研究会情報について、随時、メールと文書で情報共有する。
      ・日本緩和医療学会、日本ホスピス・緩和ケア振興財団など関連サイトや、メンバーから、最新情報を募り、メールおよび文書で情報共有して、がん緩和ケアの実践・教育・研究技能が高めあえるよう刺激し合う。
  • 広報活動
    • 第39回日本がん看護学会学術集会SIGフォーラムに参加し広報する。
    • 日本がん看護学会学術集会の交流集会では、SIGホスピスケア企画交流集会のポスターを作成し後方に併せてSIGホスピスケアの活動も広報する。学習会開催時は、がん看護学会・SIGホスピスケアへの入会を広報する。
    • 多くの看護師や他職種に広くSIGホスピスケアの活動を知ってもらえるように努める。

5. 乳がん看護(グループメンバー 26名 2024年3月31日現在)

sig-breast@jscn.or.jp

メッセージ

乳がん患者への臨床実践に携わる看護師(乳がん看護認定看護師を含む)を中心に、乳がん看護の研究・教育に関心を持つ看護職者が参加しています。主な活動は、学術集会でのSIG交流フォーラムや学習会です。乳がんの治療と看護に関する最新の情報を共有したり、日々のケアの振り返りやメンバーの率直な意見交換を行っています。どうぞご参加ください。

2023年度活動報告

  • 学習活動
    学習会:1回、学習会参加者:計18人
    オンライン学習会開催日時:2023年11月5日 10時00分~12時00分
  • 広報活動
    • 第37回日本がん看護学会学術集会
    • SIGフォーラムでの活動報告
  • その他
    関連学会等における情報交換会の開催

2024年度活動計画

  • 学習活動
    学習会 2024年8~9月 zoomにて開催予定
  • 広報活動
    第38回日本がん看護学会学術集において、SIGフォーラムでの活動報告と治験・臨床研究グループとの交流集会の開催
  • その他
    関連学会等における情報交換会の開催

6. スキンケア(グループメンバー 15名 2024年3月31日現在)

sig-skin@jscn.or.jp

メッセージ

皮膚の清潔保持や皮膚トラブル予防につながるスキンケアは看護の基本です。がんの罹患やがんに対する治療により、皮膚の生理機能が破綻することがあり、個々の患者に適したスキンケアを提供することが求められます。メンバーはスキンケアのスペシャリストで構成されており、様々な工夫について知恵を出し合っています。このような基本であり、かつ個別性が求められるスキンケアについてぜひ一緒に学びましょう。

2023年度活動報告

  • 学習活動
    学習会:1回、学習会参加者:計11名
    スキンケアグループ内で2023年12月17日「放射線治療に関連する皮膚炎や自壊創のケアについて」をテーマに、90分間の事例検討(3例)を行った。
  • 広報活動
    • 日本がん看護学会学術集会(2023年2月)交流集会で発表
      「自壊創のにおいと滲出液の管理~エビデンスと現場で活用できるケアHow to~」
    • 乳がん自壊創のケアについて、交流集会での報告に加えて関連学会で発表した。メンバーの所属施設や地域での学習会等でがん患者のスキンケアや創傷ケアについて紹介、その際にはSIG活動で情報交換した内容を盛り込んだ。
  • その他
    適宜メールにて情報共有を行った

2024年度活動計画

  • 学習活動
    • スキンケアに関する情報交換(メール会議・WEB会議)を行う。
    • 学習会(スキンケアに関する内容を検討中)を行う。
  • 広報活動
    日本がん看護学会学術集会(2024年2月)交流集会にエントリーする。
    テーマは、「放射線皮膚炎のスキンケア~先行研究や実践例から学ぶ~」 の予定である。
  • その他
    メール・web会議による情報交換を随時行う

7. 治験・臨床研究看護(グループメンバー 23名 2024年3月31日現在)

sig-research@jscn.or.jp

メッセージ

看護の力が、がん医療の発展に不可欠な治験・臨床研究に大きく貢献していることを知っていますか?
治験・臨床研究看護は、研究に参加する患者のケアと研究を適切に実施することのバランスを保つ専門的な看護で、臨床研究の質を高め、正しい臨床研究の結果を導き、将来の患者の治療法へ繫げていきます。目の前の患者と共同し、未来の医療を作っていくために、治験・臨床研究の看護を、共に考え、共に学びましょう!

2023年度活動報告

  • 学習活動
    • 2023年は、学習会開催なし。
    • 2024年開催における企画検討、および運営準備
  • 広報活動
    2024年開催における企画検討、および運営準備
  • 研究活動
    『「がん臨床試験について知っていただきたいこと」小冊子の評価』の第38回日本がん看護学会学術集会 演題提出
  • その他
    • 「がん臨床試験について知っていただきたいこと」小冊子調査をうけ、論文作成および小冊子改訂作業の準備
    • メンバー間におけるオンライン座談会 (2023年6月30日)

2024年度活動計画

  • 学習活動
    治験・臨床研究看護について、事例検討、話題提供、情報交換のための機会を設ける。また、講師を招聘し、講義形式による学習会を1-2回/年で開催する。
    開催決定分の詳細について下記に記載
    • 学習会テーマ:がん臨床試験・治験に参加できなかった患者・家族へのケアを考えよう
    • 開催方法:オンライン形式
    • 開催予定日:2024年1月28日(日)13:30-15:00
    • 模擬事例提供者:伊藤聖美(手稲渓仁会病院 がん看護専門看護師)
             中濱洋子(国立がん研究センター中央病院 副看護部長)
    • 内容:模擬事例によるディスカッションにより、がん臨床試験や治験に参加することができなかった患者やその家族への看護ケアについて考える。
  • 広報活動
    第38回日本がん看護学会学術集会 交流集会
    日時:2024年2月25日(日)14:50~15:50
    薬物療法を受ける後期高齢がん患者の治療継続を支えるための実践と課題 ~SIG乳がん看護&治験・臨床研究看護 共同企画~
  • 研究活動
    • 『「がん臨床試験について知っていただきたいこと」小冊子の評価』第38回日本がん看護学会学術集会
      演題発表2023年2月24日
    • 小冊子「がんの臨床試験について知っていただきたいこと」利用状況の調査研究論文投稿
  • その他
    • 小冊子「がんの臨床試験について知っていただきたいこと」の利用状況等の調査結果をもとにして、小冊子改訂作業を進め完成を目指す。
    • メンバー間の情報交換として座談会開催を検討(1回/年程度)

8. リンパ浮腫ケア(グループメンバー 55名 2024年3月31日現在)

sig-lymph@jscn.or.jp

メッセージ

このグループには、リンパ浮腫ケアをサブスペシャリティとするがん看護専門看護師、がん看護関連の認定看護師、セラピストやリンパ浮腫療法士、リンパ浮腫に関する研究を行っている大学教員などのスペシャリストから、リンパ浮腫ケアに関わり始めたばかりの方まで、リンパ浮腫ケアに関心のある幅広い層の方々が所属し、リンパ浮腫ケアに関する情報交換や、専門性の高い新たな知見について一緒に学んでいます。

2023年度活動報告

  • 学習活動
    学習会:2回、学習会参加者:計55名
    オンラインで2回学習会を開催した。
    ・第1回学習会
    テーマ:リンパ浮腫の予防指導を行う看護師に対する教育的支援
    日時:2023年6月18日(日)13:30~15:00
    参加者:合計23名
    (グループメンバー5名、グループメンバー以外18名)
    リンパ浮腫の予防指導に関わる看護師に対する教育的支援について参加者と課題を共有し、効果的な患者教育を行うために工夫できることを検討した。看護理論をリンパ浮腫の予防指導に活用することを提案するとともに、SIGリンパ浮腫ケアグループの活動で作成した患者用パンフレットと看護師用のマニュアルについてディスカッションを行った。

    ・第2回学習会
    テーマ:タキサン系薬剤投与後のリンパ浮腫ケア
    日時:2023年11月11日(土)13:30~15:00
    講師:社会医療法人高清会 高井病院 德川奉樹先生
    京都大学医学部附属病院看護部管理室 井沢知子先生
    参加者:合計32名
    (グループメンバー10名、グループメンバー以外22名)
    井沢先生から、タキサン系薬剤投与に伴う浮腫を発症した患者の現状と課題について、研究成果をふまえて講義していただいた。
    德川先生から、タキサン系薬剤投与後の浮腫に対する実践について、具体例を交えながら講義していただいた。
  • 研究活動
    SIGリンパ浮腫ケアグループの活動で作成した患者用パンフレットと看護師用のマニュアルの洗練化を図るための活動について検討した。

2024年度活動計画

  • 学習活動
    オンラインによる学習会を2回開催予定
  • 広報活動
    • 2025年2月の日本がん看護学会学術集会での交流集会開催を目指して準備を行う。
    • メーリングリストによりメンバー間の情報交流や困難事例のケアにについてのアドバイスや意見交換などを適宜行う。
  • その他
    • 2024年9月に開催される、第8回日本リンパ浮腫治療学会学術集会でリンパ浮腫の看護に関するセッションの共同開催を検討している。
    • メーリングリストによりメンバー間の情報交流や困難事例のケアにについてのアドバイスや意見交換などを適宜行う。

9. 血液・骨髄幹細胞移植看護(グループメンバー 36名 2024年3月31日現在)

sig-bmt@jscn.or.jp

メッセージ

造血幹細胞移植も含む血液疾患における診断からEnd of Life careまでを網羅した看護についてグループ員で検討して実践していくことを目標としています。日ごろのベッドサイドのケアを標準化すること、さらにはアカデミックな分野まで今後SIGでの活動を通して突き詰めていきたいと考えています。
血液疾患の看護に興味のある皆様、ぜひ一緒に活動をしていきましょう!

2023年度活動報告

  • 学習活動
    • 学習会:2回、学習会参加者:計21名
      ・第1回
      日時:2023年1月28日
      参加人数:13人
      「コロナ禍での造血幹細胞移植看護について」

      ・第2回
      日時:2023年11月11日
      参加人数:8人
      「話し合いが難しいAYA世代患者とのEOLdiscussion」
  • 広報活動
    2023年がん看護学会SIGフォーラムにおけるPR活動をおこなった。
  • その他
    メーリングリストを用いて、メンバー間の情報交換をおこなった。

2024年度活動計画

  • 学習活動
    • 継続的な学習会開催を目標とする。
      7月13日(土)
      【ピア・サポート】
      「日々のケアに困っていることについて話し合いませんか?」
      11月9日(土)
      「移行支援と家族看護」
  • 広報活動
    引き続き、学会および学習会を通じて、本活動をアピールし、血液疾患患者の看護を実践している者、および研究者の参加を募る。
  • 研究活動
    8月30日(金)18時~
    抄読会の開催。
    グループ員間で行う予定
  • その他
    SIG運営方法について検討する

10. 遺伝がん看護(グループメンバー 48名 2024年3月31日現在)

sig-genetic@jscn.or.jp

メッセージ

近年、がん患者は、がんゲノム医療の進展に伴い、がん細胞特有の遺伝子の変化に応じた、より精密ながん治療を受けられる機会を得ました。一方で、薬物治療選択のための遺伝子検査は、遺伝性腫瘍の診断につながり、患者だけでなく血縁者の将来的な健康管理にも影響を及ぼしています。遺伝がん看護SIGでは、こうした課題に対して私たち看護職ができること・しなければならないことを日々検討しています。この課題に会員の皆さまと共に取り組み、すべてのがん患者と家族が、安心してがんゲノム医療を受けられるような社会を目指していきたいと考えています。

2023年度活動報告

  • 学習活動
    学習会:1回、学習会参加者計29名
    2023年12月16日(土)ZOOMにて「遺伝がん看護の展望」というテーマで初代遺伝がん看護SIG代表武田祐子先生を講師にして90分間の勉強会を実施した。
  • 広報活動
    2023年開催の第37回日本がん看護学会学術集会において、SIGフォーラムでの活動報告、交流集会を実施(参加者人数60人)
  • 研究活動
    研究に関する相談あればSIGメンバーで対応することをアナウンスしている。
  • その他
    メール相談や各自の企画している勉強会や学術集会のお知らせを行い、メンバー間で意見交流を行っている。

2024年度活動計画

  • 学習活動
    学習会: 年内に1回オンライン学習会を実施する。
    テーマはメーリングリストでメンバーの要望を確認して検討する。
  • 広報活動
    2024年開催予定の第38回日本がん看護学会学術集会において、交流集会を企画予定(予定参加者人数50人)
  • 研究活動
    研究に関する相談あればSIGメンバーで対応することをアナウンスしていく
  • その他
    ①メール相談を行い、メンバー間で意見交流を行う。
    ②「がんゲノム医療時代の遺伝がん看護について語る会」を学習会後に開催できるように企画する。
    ③がんゲノム医療における看看連携のための看護情報提供書について検討する。

11. がん放射線療法看護(グループメンバー 71名 2024年3月31日現在)

sig-radiation@jscn.or.jp

メッセージ

放射線療法看護に関する知識やケア方法に関する教育は、基礎教育においても卒後教育においても受ける機会が少ない状況です。しかし、科学の進歩に伴って放射線治療の方法は高精度となり、治療を受ける患者は乳幼児から手術の適応から外れるような高齢者までと多岐に渡るので、看護師にはセルフケア支援する視点や治療に関する専門的な知識と根拠をもった実践力が必要とされています。SIG-RTでは、現場の看護実践の困難さの解決の糸口になるようなメンバーの交流、活動を目指しています。

2023年度活動報告

  • 学習活動
    学習会1回、学習会参加者:計9名
    (座談会形式にて情報交換)
  • 広報活動
    第37回学術集会 交流集会で広報活動を行った。
  • 研究活動
    急性放射線皮膚炎ケアガイドライン策定に向けた活動に協力している。
  • その他
    • 日本看護協会から依頼された認定看護師の活動状況について、本学会鈴木久美理事長の求めに応じて、がん放射線療法看護認定看護師に関して、メンバーへアンケートを実施して意見を提出した。
    • メーリングリストを活用して、個人情報を除いた形でのケア方法の相談、放射線治療体制に関する情報共有、研修やセミナーなど放射線療法看護に関する学習の機会に関するインフォメーションなどを行った。

2024年度活動計画

  • 学習活動
    • 年度内に1回を目安にリモートでの学習会を実施する。
    • テーマはメーリングリストなどでメンバーの要望を確認して検討する。
  • 広報活動
    • 第38回学術集会 SIGフォーラムに参加して広報する。
    • 第38回学術集会 ガイドライン委員会企画にて、急性放射線皮膚炎ケアガイドライン策定に至った経緯の発表を行う。
    • 第38回学術集会 交流集会14(がん放射線療法看護の最近の動向~変わらないこと、変わったこと~)にて発表を行う。
  • 研究活動
    急性放射線皮膚炎ガイドライン作成に協力する。
  • その他
    日本がん看護学会と日本放射線腫瘍学会との共催セミナー企画および運営への協力

12. 外来がん看護(グループメンバー 58名 2024年3月31日現在)

sig-outpatient@jscn.or.jp

メッセージ

近年、がん治療の場は外来そして在宅へとシフトしています。それに伴い、外来看護師が担う役割も外来の枠を超えて地域における活動や連携の強化が求められています。外来がん看護グループでは、外来がん看護に必要な院内連携や地域連携の重要性を学ぶとともに、ワークライフバランスやタスクシフトを考慮した外来看護の充実、円滑な継続看護の実践を浸透させる活動をしたいと考えています。がん患者さんが安心して医療や看護を受けられる場を一緒に考えてみませんか?

2023年度活動報告

  • 学習活動
    学習会:1回、学習会参加者:計35名
    2023年7月22日(土)13:00~15:00
    がん化学療法における治療が外来に移行され、外来看護師に期待される役割も増えている。さらに免疫チェックポイント阻害薬の出現により、様々な薬剤を組み合わせる治療が増え、外来看護師としても十分に理解できないまま、戸惑いを抱えて患者と接していることがあった。そこで、がん化学療法に関する最新の知見を講師から学ぶことで知識をより深め、日々の困りごとを互いに話し合うことで、外来看護における知識等を得ることができた。

2024年度活動計画

  • 学習活動
    外来でのがん看護実践に関連するテーマを設定し、講師を招聘して年1回以上、学習会・事例検討を開催する。
  • その他
    メーリングリストを使った情報発信

13. 在宅がん看護(グループメンバー 53名 2024年3月31日現在)

sig-homecare@jscn.or.jp

メッセージ

在宅・病院・教育機関などそれぞれのフィールドで在宅がん看護や地域医療について語り・学ぶグループです。これまでに全国(北海道・岩手・茨城・東京・三重・大阪・兵庫・広島・熊本などなど)で地元の医療関係者とも一緒に事例検討会を実施、そしてその学びを雑誌等に投稿してきました。そして今は、コロナ禍のだからこそできることを考え、毎月のzoom会議や全国の多職種を対象に交流の場としてzoom拡大会議等を開始しています。在宅・地域看護はこれからのがん医療に新たな可能性を秘めた領域です。一緒に学び、互いの可能性の拡大と相互理解を深めてみましょう。

2023年度活動報告

  • 学習活動 学習会:1回、学習会参加者:計51名
    一般社団法人 大阪府訪問看護ステーション協会 トピックス研修
    共催:(SIG)在宅がん看護
    テーマ:在宅看取り~看取り期のケアのあり方を再考する~
    【日時】2023年8月19日(土)14:00~17:00
    【場所】新大阪丸ビル新館
    【内容】在宅看取り事例 2事例をもとにグループディスカッション・共有・各グループのファシリテーターをSIGメンバーが対応
  • 広報活動
    • 第37回がん看護学会交流集会
      テーマ:住み慣れた“居場所”での看取りを支える『看護』の工夫と知恵―その時々の最善を支援するために必要なことを考える―
    • 上記学習会でのSIGとは、在宅がん看護グループの紹介
  • その他
    • 個人zoomを用いて毎月1回web会議を定期的に実施した。
    • メーリングリストによるメンバー間での相談などを行った。

2024年度活動計画

  • 学習活動
    年2回の研修会の開催(相互交流・講義・事例検討などを予定)
    ◎1回目は講師を招聘して、学会zoomを用いての学習会の実施
    日時:2024年1月28日日曜日 10時〜12時
    開催形式:zoom オンライン
    主催:がん看護学会、特別関心グループの在宅がん看護のチーム
    対象:SIGメンバー及びがん看護学会所属会員
    講師:一般社団法人MY wells 地域ケア工房代表 神谷 浩平 先生
    テーマ:地域での「意思決定」を考えよう〜話し合いが「本人不在」を超えるとき〜
    ◎2回目は会場開催での事例検討会などの学習会の実施を予定している。
    日時:2024年5月(日程調整中)
    開催形式:現地開催
    講師:田上恵太先生(調整中)
    テーマ:調整中
  • 広報活動
    • 2024年学術集会での交流集会でのPR活動や意見交換会の実施
    • 第38回日本がん看護学会学術集会 交流集会
      テーマ:看取り・治療終盤期の病院⇔地域の看護をつなげる連携をしよう!―私たちはこんな情報が欲しい!-
  • 研究活動
    コロナ禍での在宅がん医療への影響について情報収集を図り、質的に分析を試みる
  • その他
    • 毎月1~2回のzoomによる情報交換会を実施
    • ZOOMでの相談などを実施する。

14. がん精神看護(グループメンバー 35名 2024年3月31日現在)

sig-psycho@jscn.or.jp

メッセージ

私達は、がん患者・家族の精神的ケアは難しいけれど、何か力になりたい、ケアを上達したいと考えている仲間です。
がん看護領域と精神看護領域の看護師が、それぞれの専門性を活かしながら楽しく交流し自己研鑽しています。
学習会では、関心のあるテーマの講義や事例検討、精神的支援に必須なコミュニケーション能力を高めるための対話練習をしています。ちょっとした言葉がどのような効果を生じるのか体験してみませんか。

2023年度活動報告

  • 学習活動
    学習会:5回、学習会参加者:計83名
    5回全てオンラインで開催
    参加者:学会員および当SIGメンバー
    <学習会の内容>
    ・怒りについての講義:2023年5月28日
    ・看護師が対応に困る場面のロールプレイを用いた対話練習:2023年7月9日・9月24日・10月22日・11月26日
    *SIGがん精神看護編:がん患者に寄り添うコミュニケーション~事例で学ぶ患者とのかかわりかた,がん看護増刊号,vol.26,No2,2021,南江堂の事例を用いた
  • 広報活動
    第37回日本がん看護学会学術集会SIGフォーラムに於いて、がん精神看護グループの活動について現地で発表した
  • 研究活動
    学習会に関する研究について検討した
  • その他
    学習会の内容等についてコアメンバーで話し合っているが、メーリングリストについては上手く活用できなかった。

2024年度活動計画

  • 学習活動
    患者理解および看護ケアのための基礎となる、患者・家族とのコミュニケーション能力を高めるための対話練習やメンタルケアに関連する学習会を開催する予定である。メンバー同士、楽しく交流をはかりながらも相互研鑽になるよう計画する。
    ※2024年度はオンライン学習会を3回開催予定
    (7月末、9月21日、11月17日予定)
  • 広報活動
    • 第38回日本がん看護学会学術集会SIGフォーラムに於いて、がん精神看護グループの活動について現地でポスターを掲示
    • 第39回または第40回日本がん看護学会学術集会に於いて、がん精神看護 グループ主催の交流集会開催を目指して準備を行う
    • 新メンバー獲得のために、学習会開催時などにメンバー以外の学会員に当SIGの活動について紹介する
  • 研究活動
    研究計画を立案・実施予定。
  • その他
    メーリングリストを活用し、メンバー間の情報交換と相互支援を行う。

15. 小児・AYA世代がん看護(グループメンバー 39名 2023年2月28日現在)

sig-pediatric@jscn.or.jp

メッセージ

当グループは「楽しくなくっちゃ!」をスローガンに、小児がん、AYA世代がんに関心のある仲間が集い、座談会での情報交換・オンライン学習会・交流会、学会発表・論文投稿など、様々な活動を展開しています。治療中の看護から長期フォローアップ、きょうだい支援、在宅やグリーフケア、がん教育など、がんにおける「若者への支援」を一緒に考えたい方なら、どなたでも大歓迎です。私達と一緒に悩み、迷い、考え、そして楽しみませんか?

2023年度活動報告

  • 学習活動
    学習会:1回 学習会参加者:計32名
    (1)オンライン学習会を下記の通り実施した。
    ①開催名称:死を経験する子どもと家族の看護を考えよう-小児・AYA世代にとっての死とは-
    ②開催日時:2023年11月17日(金)19:00~20:00
    (2)定例座談会(Zoom)を下記の通り実施した。
    ①不定期開催3月・6月・10月・12月頃
    ②開催内容:
    ・研究の進捗発表等
    ・AYAweek2023オンラインイベントの企画について
    ・小児・AYA世代がん看護に関する学習会(テーマ:ACP・セクシャリティ等)
    ・情報交換・メンバーによるコンサルテーション
  • 広報活動
    (1)第37回学術集会 交流集会13を開催した。
    テーマ「妊孕性温存を望む小児・AYA世代への看護」一緒に考えよう、私たちにできること
    2023 年 2 月 26 日(日) 10:20-11:20
    (2)AYA week 2023に参加し、オンラインイベントを開催した。
    テーマ 「妊孕性温存を望む小児・AYA世代への看護」一緒に考えよう、私たちにできること
  • 研究活動
    新研究チーム発足・研究を計画
    研究テーマ:AYA世代がん患者をケアする看護師を対象とした教育プログラムの開発
    ①Zoomにて、研究会議を随時開催した。
    ②英文献の抄読・文献検討を進めた。
  • その他
    • 定例会議
      2月・3月・7月・8月・11月に定例会をオンライン開催した。
    • メーリングリストや定例座談会を活用して、随時、打ち合わせ・情報交換を行った。
    • メンバーから学習会、交流会の運営担当者(世話人)を募り,グループ活動の活性化を図った。
    • 2023年度は、SIGメンバーとして7名の加入があった

2024年度活動計画

  • 学習活動
    (1)SIG学習会
    定例会議にて相談のうえ、2024年度中に1回開催する。
    (2)定例座談会(Zoom)
    ①2024年中に、3回程度開催する。
    ②グループメンバーによる研究活動の進捗発表や新知見に関する情報提供を行う。
    ③ ウィズコロナ/ポストコロナの社会を見据えて、小児・AYA世代がん看護に関する情報交換・メンバー間でのコンサルテーションを実施する。
  • 広報活動
    • 第38回日本がん看護学会学術集会 交流集会への参加
      ・交流集会9に採択され、下記のとおり開催予定。
      テーマ:がんと向き合うA世代のACPを考えよう-今を生きる若者の意向を支援するために-
      2024年2月24日(土)15:50-16:50
    • 第39回日本がん看護学会学術集会 交流集会への応募
      ・テーマは、6月頃の定例会議にて決定する
    • AYA week 2024にてオンラインイベントを開催
  • 研究活動
    研究テーマ: AYA世代がん患者をケアする看護師を対象とした教育プログラムの開発
    ・AYA世代がん患者をケアする看護師を対象にした教育に関する研究の文献レビューを行う
    ・研究チームによる研究打ち合わせを随時開催する
  • その他
    • 定例会議 3月・6月・10月・12月頃、コアメンバーによる会議を開催する(時期は暫定)。
    • その他、メーリングリストや定例座談会を活用して、随時、打ち合わせ・情報交換を行う。

16. 災害がん看護(グループメンバー 24名 2024年3月31日現在)

sig-disaster@jscn.or.jp

メッセージ

このグループにはがん看護に関わる臨床看護師だけでなく、大学教員、災害看護の熟練者など、フィールドの異なるメンバーが参加しています。被災時の支援に関して様々な分野の専門家を交えての学習会や具体的ながん患者支援(例:化学療法室での災害時のシミュレーション教材の開発)など、テーマを決めて取り組んでいます。災害がん看護に関心を持ち、ご自身ができる範囲で主体的に参加し学び合える方をお待ちしています!

2023年度活動報告

  • 学習活動
    学習会:1回、学習会参加者:計14名
    開催日:2023年10月29日(日)10:30-12:00
    開催方法:オンライン
    テーマ:「災害時の施設・職種を越えた連携について考える」~宮城県におけるストーマケアに関する災害対策の構築と実際の活動から~
    講師:宮城県ストーマケアに関する災害対策委員会皮膚・排泄ケア認定看護師 熊谷英子先生
  • 広報活動
    • 第37回日本がん看護学会学術集会SIGフォーラムでPR活動
    • 第37回日本がん看護学会学術集会交流集会12 【SIG災害がん看護企画】地域特性を考慮したがん患者と家族に対する災害支援~都市、地方ならではのご当地災害対策について話し合おう~情報交換及びPR活動
  • その他
    • Web会議(年2回)、メール会議適宜
    • 災害看護に関するメールでの情報交換

2024年度活動計画

  • 学習活動
    学習会を、集合あるいはオンライン、あるいはハイブリッドのいずれかで年1~2回開催。情報交換、相互交流を予定。
  • 広報活動
    • 第38回日本がん看護学会学術集会SIGフォーラムでポスター掲示し、PR活動、メンバーとの対面交流の実施。
    • 第38回日本がん看護学会学術集会交流集会12 【SIG災害がん看護企画】今だから見直そう!災害時に備えるがん患者のセルフケア支援~ここだけは押さえたい、日々の患者とのかかわりの声かけ~情報交換及びPR活動
  • 研究活動
    SIG災害がん看護メンバーの研究活動への助言、協力
  • その他
    • メンバー会議の開催(年4回)
    • オンラインによるグループメンバー間の情報交換

17. 肺がん看護(グループメンバー 17名 2024年3月31日現在)

sig-lung@jscn.or.jp

メッセージ

肺がん治療は、各がん種により治療の選択肢が増え生存率も向上しまたが副作用も複雑化しました。肺がん領域の患者ケアや教育・研究に携わるメンバーと力を合わせ、小さなことからコツコツと気を張らずに取り組んでみませんか?一緒に活動できることを、いつでもお待ちしております。

2023年度活動報告

  • 学習活動
    学習会:1回  学習会参加者:計10名
    テーマを「薬物療法を受ける肺がん患者の相談支援内容と看護師の役割」として、2023年11月18日(土)13:00~14:00にオンラインにて実施した。
  • 広報活動
    COVID-19感染拡大事情から各施設からのメンバー参加が難しく、学会交流集会に参加できなかった。SIGフォーラムにて肺がん看護SIGグループ活動を広報した。
  • 研究活動
    肺がん患者の疾患と最近の治療方法や検査方法(遺伝子検査など)、又は、典型的な症状(irAEなど)についての方向性を確認できていなく、来年度に継続する。
  • その他
    学習会参加を通して、肺がん看護に携わる看護師の新たなSIGメンバー参加者が増え、ネットワーク作りが少しずつ拡大しており、継続する。
    メーリングリストを活用した適宜情報交換や情報提供を行い、新規メンバーの獲得やメンバー間の交流促進に努めた。

2024年度活動計画

  • 学習活動
    • 学習会の企画・実施(9~11月実施予定):合わせて全体集会開催予定(対面、オンラインについては都度検討)。
    • グループメンバーの興味や関心など希望に応じた学習会を企画、実施する(方法:Webツールでのアンケート)。
    • 前年度実施した学習会を実施した中で疑問や課題が生じた場合に、その題材について取り組む。
      【仮】※2023年度のアンケート結果に基づく。
      ・最新の肺がん治療の動向を知る(治療法、使用薬剤)
      ・肺がん患者への外来看護での困りごとと対応策
      ・肺がん患者へのACPについて考える
      ・肺がんマルチ遺伝子検査(オンコマイン、Amoy)の基礎知識と活用による課題から看護ケアを考えるなどのテーマで検討予定。
  • 広報活動
    第38回 日本がん看護学会学術集会 交流集会において、肺がん看護SIGグループのこれまでの活動紹内容とオンコロジーナースの禁煙支援について啓発を検討予定。また、SIGフォーラムにおいて、肺がん看護SIGグループの活動紹介を行う予定。
  • 研究活動
    • 肺がん患者の組織型や病気、年齢に応じた最新の治療と看護の方向性を確認する予定。
    • 免疫チェックポイント阻害薬を使用している患者に生じる典型的な症状について、最新の治療と看護の方向性を確認する予定。
  • その他
    • 肺がん看護に携わる看護師のネットワーク作りをする。
    • メーリングリストを使用した情報交換を継続する。

18. アピアランスケア(グループメンバー 31名 2024年3月31日現在)

sig-appearancecare@jscn.or.jp

メッセージ

がん患者さんはがんと診断されてから、外見の変化を伴うあらゆる治療を行います。外見の変化は時に患者さんに苦痛を与え、QOLの低下を招くことがあります。日頃、外見ケアに悩むことはありませんか?SIGアピアランスケアでは、事例検討や交流会でしか聞けないトピックを交えながら楽しく学んでいきます。一緒にアピアランスケアについて学びを深め、『患者さんと社会』をつないでみませんか?

2023年度活動計画

  • 学習活動
    学習会:有
    2023年5月20日(土) 13時~16時
    テーマ:「日常の看護に活かすアピアランスケア」
    講師:目白大学大学院 野澤桂子氏
    オンラインで学習会を実施した。54名の参加があった。
  • 広報活動
    第37回日本がん看護学会において、「患者の力を引き出すアピアランスケア」をテーマに交流集会を実施した。現地とライブ配信を行い、多数の参加があった。

2024年度活動計画

  • 学習活動
    学習会年1回※運営担当はグループ員の輪番制とする。
  • 広報活動
    第38回日本がん看護学会学術集会のポスター展示においてグループ活動を提示する。
  • 研究活動
    委員会活動を通し研究を行う。
  • その他
    • メーリングリストを開設し、情報交換を行う。
    • 日々の看護実践の中で疑問点や困り事について共有する。

19. 頭頚部がん看護(グループメンバー 19名 2024年3月31日現在)

sig-headandneck@jscn.or.jp

メッセージ

頭頸部がんは全体のがんの中でも希少で、失声や、嚥下、構音障害、容姿の変化など社会生活をおくる上で多くの苦悩が伴います。各々の施設でも試行錯誤しながら頭頸部がん看護を提供していることではないでしょうか。そのような中、その施設間の情報を集約し頭頸部がん看護に関わる看護師の皆さんと頭頸部がん看護を深めていきたいと考えています。頭頸部がん看護の苦悩を共有しながら、頭頸部がん患者さん、ご家族への看護を共に模索しませんか。

2023年度活動報告

  • 学習活動
    学習会:1回  学習会参加者:25名
    2023年8月5日(土)13:00~15:00
    テーマ:頭頸部がん患者のその人らしさを支える〜医療者が最善と思わない意思決定を行う患者のその人らしさを臨床倫理の視点で考える〜
    講師:宮崎大学大学院医学獣医学総合研究科医科学獣医科学専攻生命倫理コーディネーター高度職業人養成コース長 教授 板井孝壱郎 氏
    頭頸部がん患者・家族に焦点をあてた緩和ケアについて参加者と共に考えた。
  • 広報活動
    日本がん看護学会学術集会のSIGフォーラムにおいてメンバーとの交流や広報活動を行った。
  • 研究活動
    グループメンバーが行っている研究を支援した。
  • その他
    メーリングリストを活用して頭頸部がん看護における情報(知見)や実践相談、研修会等の情報交換を行った。

2024年度活動計画

  • 学習活動
    事例検討会・学習会を実施する。1年間に1~2回開催予定。
    ※開催形式は基本オンライン研修とする。
  • 広報活動
    交流集会の企画や情報発信を行う。
  • 研究活動
    当グループのネットワークを活用して、頭頸部がん看護における研究活動・研修協力を行う。
  • その他
    学会運営のメーリングリスト・リモート会議にてグループメンバー間での頭頸部がん看護に関する情報(知見)交換、意見交換、実践相談などを行う。

20. スピリチュアルケア(グループメンバー 17名 2024年3月31日現在)

sig-spiritual@jscn.or.jp

メッセージ

スピリチュアルペインは、他の医学的症状とは異なり実体がないために捉えにくく、そのケアの方法論が明確でないために看護師個々の力量や人柄、経験などで行われている現状があります。私たちは看護師個々のケア体験を振り返り、スピリチュアペインとは何か、なぜ、どのように表出され、看護師のどのような対応で和らいだのかを明確にしていきたいと考えています。ケアの意味と根拠をもったスピリチュアルケアの実践で、患者の苦痛を和らげられるよう共に学んできましょう!

2023年度活動報告

  • 学習活動
    学習会:1回  学習会参加者:計37名
    日時:2023/7/9 13時~15時 講師:松原 貴子氏
    テーマ:「傾聴がなぜ、スピリチュアルケアになるのか-スピリチュアル・コーピングを学ぶ」オンラインで開催した
  • 広報活動
    がん看護学会SIGフォーラムにおいて、活動状況の報告や、メンバー募集のお知らせなどを行った。また、第16回対人援助・スピリチュアルケア研究会自由報告会で、SIGスピリチュアルケアグループでの活動に関する報告をした。
  • 研究活動
    グループメンバーの研究活動への助言を行った。
  • その他
    • メンバーで行う定例会議を、2月・5月・9月・12月にオンラインで実施した。
    • メーリングリストを活用し、メンバー間の情報交換や相互支援を行った。

2024年度活動計画

  • 学習活動
    学習会:1回/年
    学習会や事例検討会の企画・開催を行う(オンライン開催を検討) スピリチュアルペインやスピリチュアルケアに関する具体的テーマをあげ、学習会や事例検討会を行うことで、知識を深め自己研鑽となる機会を作る
  • 広報活動
    新メンバー獲得のため、2024年2月の第38回日本がん看護学会学術集会でのPR活動を行った。
    また、学習会などの開催の機会に、SIGスピリチュアルケアの活動について紹介する
  • 研究活動
    研究活動を行うグループメンバーの助言や支援を行う
  • その他
    メーリングリストを活用し、メンバー間の意見交換や情報交換を行うと共に、研修やセミナーなど学習の機会の共有を行う

21. 看護管理(グループメンバー 15名 2024年3月31日)

sig-administration@jscn.or.jp

メッセージ

がん看護における看護管理に焦点をあて、経験や学び、知見を共有し、効果的な看護管理をともに模索・創出する企画を通して、医療の進歩や社会の変化に対応し、質の高い看護を継続的・発展的に提供できるよう取り組んでいきます。人材の育成や活用、診療報酬、安全、質管理など看護管理の視点は多様です。職位や資格に関わらず、看護管理に関心がある皆様のご参加をお待ちしております。

2023年度活動報告

  • 学習活動
    学習会:有
    学習会参加者:計71名うち、グループ内参加者11名)
    日時:2023年11月12日(日)10:00~12:00
    テーマ:がん看護の質の向上に向けた看護管理
    講師:石垣靖子(北海道医療大学 名誉教授)
    概要:看護管理者として、「倫理的な組織文化を創る」ことを中心にご講演いただき、理想の病棟の姿を描いて自部署の組織分析を定期的に行い、スタッフと目標と価値観を共有することの大切さを学習した。その後、質疑応答、意見交換を行った。
  • 広報活動
    第37回日本がん看護学会学術集会で交流集会を企画・運営した。
  • その他
    コアメンバー間で、適宜情報交換を行った。

2024年度活動計画

  • 学習活動
    学習会の開催を企画する。
    2024年6月15日(土)10:00~12:00
    テーマ:外来における看護師配置について考える-化学療法室に焦点をあてて-
    講師:大田えりか氏(聖路加国際大学大学院 教授)
  • 広報活動
    第38回日本がん看護学会学術集会で、交流集会を企画、運営する。
  • 研究活動
    学習会や交流集会後のアンケートなどを参考にしながら、研究課題の明確化、焦点化を行う。
  • その他
    メーリングリストやZoom等のオンラインシステムを活用し、継続的に情報共有や意見交換を行う。

21. がんリハビリテーション看護(グループメンバー 15名 2024年3月31日)

sig-rehab@jscn.or.jp

メッセージ

がんリハビリテーションは患者のQOLを高める治療的介入として注目され、今後発展が期待される領域です。看護師ががんリハビリテーションを理解することで、よりチーム医療を促進し患者に貢献できる可能性があります。本グループは学習会のほか、メーリングリストを活用し、知っておくべき知識や全国各地の研修会の開催情報の情報交換をもとに学びを深めていきます。 今年立ち上がった新しいグループです。ご関心のある方はお気軽にご参加ください。

2024年度活動計画

  • 学習活動
    がんリハビリテーションに関する専門家や実践家を招いた学習会を開催する。
  • 広報活動
    • 第38回日本がん看護学会学術集会SIGフォーラムに参加し広報する。
    • 学習会開催時においてSIGがんリハビリテーションに関し広報する。
  • その他
    メーリングリストを用いて、がんリハビリテーションに関する学会、研修会などの情報共有を行う。