SIG―日本がん看護学会特別関心活動グループ―
- 日本がん看護学会とJSCN-SIG活動について
- SIG参加申込方法
- SIGテーマグループ活動の概要
- SIG主催の学習会のお知らせ
- 特別関心活動グループ Q&A
- 交流フォーラムチラシ
- 新しいテーマグループを立ち上げるには
SIGテーマグループ活動の概要
平成18年度に正式にテーマグループが設立され、活動が開始されています。
今年度の活動の主な概要をご紹介します。
詳細については、JSCN-SIG事務局までお問い合わせください。
テーマグループ一覧
- がん看護専門看護師
- がん薬物療法看護
- がん性疼痛看護
- ホスピスケア
- 乳がん看護
- スキンケア
- 治験・臨床研究看護
- リンパ浮腫ケア
- 血液・骨髄幹細胞移植看護
- 遺伝がん看護
- がん放射線療法看護
- 外来がん看護
- 在宅がん看護
- がん精神看護
- 小児・AYA世代がん看護
- 災害がん看護
- 肺がん看護
- アピアランスケア
- 頭頸部がん看護
- スピリチュアルケア
- 看護管理
- がんリハビリテーション看護
1. がん看護専門看護師(グループメンバー 238名 2025年2月28日現在)
メッセージ
医療発展や在院日数の短縮、高齢化社会を受け、がん看護専門看護師が組織から期待される仕事の内容が高度になっています。当グループでは、がん看護専門看護師として活躍するために、組織の持てる力や強みを最大限に活かした活動モデルの構築、評価指標の検討について取り組んでいます。また、がん看護専門看護師の活動成果の可視化、役割開発や自己啓発についても支援しています。
2024年度活動報告
- 学習活動
学習会:1回、参加者:15名 「倫理コンサルテーションの活動方法と実際について」をテーマとし、倫理コンサルテーションに関する講義ならびに自施設における実践に関するグループ討議を実施した。
- 広報活動
第38回日本がん看護学会学術集会・交流フォーラムで活動を紹介した。グループメンバーへの情報発信はMLを活用した。
- 研究活動
がん看護専門看護師の活動を可視化するための方法について、検討を重ねるための準備をした。専門看護師協議会のメンバーと交流集会を企画した。
- その他
がん看護専門看護師のコンサルテーション、倫理カンファレンスの運営、組織分析に関する情報について、ニーズが寄せられた。今後の情報交換につなげる準備を開始した。
2025年度活動計画
- 学習活動
- 全体学習会:2025年7月~11月に学習会を1~2回予定する。
- 分科会:神奈川、高知、東北、三重
- 広報活動
交流集会および交流フォーラムを企画・運営する。情報発信はメーリングリストや各学習会を介し、SIG-CNSの活動について説明する。専門看護師協議会と連携し、活動成果の可視化について考究する。 - 研究活動
がん看護専門看護師の活動を精錬させるためのスキルを検討する。 - その他
学習会で交流したメンバーで継続的に情報交換する。
2. がん薬物療法看護(グループメンバー 90名 2025年2月28日現在)
メッセージ
私達のグループは、臨床現場での実践者や管理者、大学等の研究者などいろいろな立場の仲間が日々活躍しています。がん薬物療法は、免疫チェックポイント阻害薬やがんゲノム医療など、次々に新しい治療が出てくる一方で、がん薬物療法の有害事象と長期間付き合う患者さんやご家族の支援も重要となります。ぜひ私達と一緒に学び、情報交換をしませんか?
2024年度活動報告
- 学習活動
学習会:1回 学習会参加者:計48名
開催日:2024年11月30日開催(オンライン)
テーマ:今あらためて考えよう!がん薬物療法に伴う味覚変化の看護」
群馬県立県民健康科学大学狩野太郎氏による講義と参加者との意見交換を行った。
- 広報活動
2024年2月24日 日本がん看護学会交流集会開催
「化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN)について考えてみませんか CIPNの症状アセスメントやGrade判定をどのように行っていますか?」
会場は満員、webでも約100名の参加があり、意見交換が活発に行えた。
2025年度活動計画
- 学習活動
オンラインで学習会開催予定(テーマ、日時は未定) - 広報活動
2025年2月24日 日本がん看護学会学術集会にて交流集会開催
「化学療法による味覚変化について考えよう!味覚変化の支援や多職種連携をどうしていますか?」
3. がん性疼痛看護(グループメンバー 38名 2025年2月28日現在)
メッセージ
痛みはがん患者が最も恐れる症状のひとつです。現在、使用可能なオピオイドが増え、入院患者のみならず多くの通院患者も使用しています。しかし、患者個々の痛みの問題は解決しているでしょうか。看護師は痛みのアセスメントや疼痛緩和ケアで悩んでいませんか。SIGがん性疼痛看護グループは、痛みと鎮痛の病理病態・薬理学の視点と、全人的苦痛の視点に立ったがん疼痛緩和ケアを大切にし、メンバー間の交流や学習会を通してがん性疼痛看護の質の向上に取り組んでいきます。
2024年度活動報告
- 学習活動
- 学習会:1回、学習会参加者15名
テーマ「がん疼痛看護に関するUp to Dateの共有」
講師:当SIG(コアメンバーのうち5名)
内容:①がんサバイバーの慢性疼痛治療に関するステートメントより
②がん疼痛看護に関する英語論文紹介(2篇)
③がん患者の呼吸困難・痛み・精神症状を診るロジックより
④ゲノム医療と緩和ケア。
参加者はメンバー内8名、メンバー外7名であった。メンバー外は申し込み11名のうち4名が欠席した。参加者からは、「勉強になった」「質疑がよかった」との肯定的な感想が得られた。
- 学習会:1回、学習会参加者15名
- 広報活動
日本がん看護学会SIGブースでの活動紹介。 - その他
- メールにて研修会や論文公開などの共有を行った。
- 年2回コアメンバー会議をリモートで実施した。
2025年度活動計画
- 学習活動
学習会の開催。テーマは未定。 - 広報活動
日本がん看護学会SIGブースでの活動紹介。 - 研究活動
メンバーの研究活動を共有する。 - その他
- メール会議によるメンバー間の交流。
- コアメンバー会議の開催。
- メンバーが関係する研修会等の情報提供を行う。
4. ホスピスケア(グループメンバー 68名 2025年2月28日現在)
メッセージ
SIGホスピスケアは、「診断時からエンド・オブ・ライフケアまでの継続した緩和ケアの探究」をテーマに、学習会や事例検討会やがん看護学会の交流集会を企画し、メンバーと出会いや交流をしています。全国にいる同じテーマに関心を持つメンバー全員には会えませんが、メーリングリストを活用しながら、全国各地での研修会のお知らせや、緩和ケアやがん看護に関連した悩みについて情報交換をしながら学びを深めています。
2024年度活動報告
- 学習活動
学習会の開催は、SIGホスピスケアメーリングリストで企画を考えて貰い、SIGホスピスケアメンバーが自発的に企画を考え、全国各地で企画担当者が責任をもって開催している。
- 広報活動
毎年、日本がん看護学会交流集会にSIGホスピスケアメンバーとがん看護や緩和ケアに関連する企画を考えている。
2025年度活動計画
- 学習活動
- テーマ‘がん看護における「緩和ケア」の教育’に関して、CNやCNS、緩和ケアの熟練看護師に対する学習会を企画。
- 講義と事例検討を行い、SIGホスピスケアに関心を持つ看護師の方々とがん看護や緩和ケアの学びを深める。
- テーマに関連して講師を招いた学習会を持つ。
学習会:緩和ケアに関連したもので、年間1回を目安に社会情勢を鑑みて、リモートで行うか検討中
その他:第40回日本がん看護学会交流集会企画検討中。 - 本グループはメンバーの関心が広く、一つのテーマに絞った活動で満たされない学習ニーズが生じている可能性がある。テーマに関する学習会と潜在する学習ニーズを年1回程度、全メンバーに尋ね、テーマ活動を活性化するためのニーズ調査を行う。
- 事例検討会を開催し、教科書通りには対応できない、がん緩和ケア看護実践に役立つ情報共有を促進する。
・情報秘匿を厳守し、対応の難しい、あるいは難しかったケースについて、メーリングリストを通して、ディスカッションを行い、日々の緩和ケア実践に役立つような情報交換の機会を充実させる。
・緩和ケアに関する最新トピック、学会・研究会情報について、随時、メールと文書で情報共有する。
・日本緩和医療学会、日本ホスピス・緩和ケア振興財団など関連サイトや、メンバーから、最新情報を募り、メールおよび文書で情報共有して、がん緩和ケアの実践・教育・研究技能が高めあえるよう刺激し合う。
- 広報活動
- 第40回日本がん看護学会学術集会SIGフォーラムに参加し広報する。
- 日本がん看護学会学術集会の交流集会では、SIGホスピスケア企画交流集会のポスターを作成し、併せてSIGホスピスケアの活動も広報する。学習会開催時は、がん看護学会・SIGホスピスケアへの入会を広報する。
- 多くの看護師や他職種に広くSIGホスピスケアの活動を知ってもらえるように努める。
5. 乳がん看護(グループメンバー 28名 2025年2月28日現在)
メッセージ
乳がん患者への臨床実践に携わる看護師を中心に、乳がん看護の研究・教育に関心を持つ看護職者が参加しています。主な活動は、学習会や学術集会でのSIG交流会です。乳がんの治療と看護に関する最新の情報を共有したり、日々のケアの振り返りやメンバーの率直な意見交換を行っています。どうぞご参加ください。
2024年度活動報告
- 学習活動
学習会:1回、学習会参加者:計13人
オンライン学習会開催日時:2024年11月24日 13時00分~15時00分 - 広報活動
第39回日本がん看護学会学術集において、SIGフォーラムでの活動報告と治験・臨床研究グループとの交流集会の開催
関連学会等における情報交換会の開催
2025年度活動計画
- 学習活動
学習会 2025年8~9月 zoomにて開催予定 - 広報活動
第39回日本がん看護学会学術集において、SIGフォーラムでの活動報告と治験・臨床研究グループとの交流集会の開催 - その他
関連学会等における情報交換会の開催
6. スキンケア(グループメンバー 16名 2025年2月28日現在)
メッセージ
皮膚の清潔保持や皮膚トラブル予防につながるスキンケアは看護の基本です。がんの罹患やがんに対する治療により、皮膚の生理機能が破綻することがあり、個々の患者に適したスキンケアを提供することが求められます。メンバーはスキンケアのスペシャリストで構成されており、様々な工夫について知恵を出し合っています。このような基本であり、かつ個別性が求められるスキンケアについてぜひ一緒に学びましょう。
2024年度活動報告
- 学習活動
学習会:1回、学習会参加者:計12名
スキンケアグループ内で2024年7月28日10時から11時30分「がん治療中のスキントラブルに対するスキンケアについて」をテーマにグループメンバーのみで学習会を開催した。事例検討(放射線皮膚炎・抗がん剤治療中の皮膚障害・ハンドフット症候群などの4例)を行い、スキンケアの実際について用品を提示・活用しながら意見交換した。 - 広報活動
-
日本がん看護学会学術集会(2024年2月)交流集会で発表
「放射線皮膚炎のスキンケア~先行研究や実践例から学ぶ~」
- その他
メール・web会議による情報交換を随時行う
2025年度活動計画
- 学習活動
- スキンケアに関する情報交換(メール会議・WEB会議)
- 学習会(スキンケアに関する内容を検討中)
- 広報活動
日本がん看護学会学術集会(2025年2月)交流集会で発表予定
「がん患者の皮膚を守る-はがす・あらう・ぬる・はる-」 - 研究活動
テーマの候補
・がん患者の皮膚状態に応じたケア用品の検討
・在宅がん患者へのスキンケア 連携ツールの検討 - その他
メール・web会議による情報交換を随時行う
7. 治験・臨床研究看護(グループメンバー 20名 2025年2月28日現在)
メッセージ
看護の力が、がん医療の発展に不可欠な治験・臨床研究に大きく貢献していることを知っていますか?
治験・臨床研究看護は、研究に参加する患者のケアと研究を適切に実施することのバランスを保つ専門的な看護で、臨床研究の質を高め、正しい臨床研究の結果を導き、将来の患者の治療法へ繫げていきます。目の前の患者と共同し、未来の医療を作っていくために、治験・臨床研究の看護を共に考え、共に学びましょう!
2024年度活動報告
- 学習活動
-
学習会:2回
- ≪1回目≫ 学習会参加者:計11名
テーマ:がん臨床試験・治験に参加できなかった患者・家族へのケアを考えよう
開催方法:オンライン形式
開催予定日:2024年1月28日(日)13:30-15:00
模擬事例提供者:伊藤聖美(手稲渓仁会病院 がん看護専門看護師)
中濱洋子(国立がん研究センター中央病院 副看護部長)
内容:がん領域の臨床試験や治験に参加を希望される患者や家族がいる一方で、適格条件に見合わずに参加が叶わない患者も多い。模擬事例によるディスカッションにより、がん臨床試験や治験に参加することができなかった患者やその家族への看護ケアについて考える機会とした。
- ≪2回目≫ 学習会参加者:計9名
テーマ:治験・臨床研究に参加するAYA世代の看護を考える
開催方法:オンライン形式
開催予定日:2024年11月24日(日)13:00-15:00
講師:堀口沙希氏(国立がん研究センター中央病院)
内容:AYA世代では、大規模な治験・臨床試験は成人のがんと比較して多くはないものの、未来に新しい治療を届けるために、一定数のAYA世代にあるがん患者が治験や臨床試験に参加されている。がん治療を受けるAYA世代が抱える課題や特徴を整理し、がん治験・臨床試験に参加されるAYA世代の看護ケアについて、模擬事例を用いてディスカッションし知見を深めた。
- ≪1回目≫ 学習会参加者:計11名
- 広報活動
第38回日本がん看護学会学術集会 交流集会
日時 2024年2月25日(日)14:50~15:50
薬物療法を受ける後期高齢がん患者の治療継続を支えるための実践と課題
~SIG乳がん看護&治験・臨床研究看護 共同企画~ - 研究活動
『「がん臨床試験について知っていただきたいこと」小冊子の評価』
第38回日本がん看護学会学術集会 演題発表(示説)
2024年2月24日 - その他
-
「がん臨床試験について知っていただきたいこと」小冊子調査をもとにして、論文作成および小冊子改訂作業
2025年度活動計画
- 学習活動
治験・臨床研究看護について、事例検討、話題提供、情報交換のための機会を設ける。また、講師を招聘し、講義形式による学習会を開催する。 - 広報活動
第39回日本がん看護学会学術集会 交流集会(2025年2月22日)
「遺伝子パネル検査を希望する患者と家族に対する支援~看護師の役割と連携~」
SIG乳がん看護&治験・臨床研究看護 共同企画 - 研究活動
-
小冊子「がんの臨床試験について知っていただきたいこと」の利活用状況および臨床研究をめぐる困難さに関する調査の論文投稿を目指す。(前年度より引き継ぎ)
- 小冊子「がんの臨床試験について知っていただきたいこと」の利用状況等の調査結果をもとにして、小冊子改訂作業を進め完成を目指す。(前年度より引き継ぎ)
- メンバー間の情報交換として座談会開催を検討(1回/年程度)
8. リンパ浮腫ケア(グループメンバー 52名 2025年2月28日現在)
メッセージ
このグループには、リンパ浮腫ケアをサブスペシャリティとするがん看護専門看護師、がん看護関連の認定看護師、セラピストやリンパ浮腫療法士、リンパ浮腫に関する研究を行っている大学教員などのスペシャリストから、リンパ浮腫ケアに関わり始めたばかりの方まで、リンパ浮腫ケアに関心のある幅広い層の方々が所属し、リンパ浮腫ケアに関する情報交換や、専門性の高い新たな知見について一緒に学んでいます。
2024年度活動報告
- 学習活動
学習会:無 - 広報活動
2024年9月に開催された第8回日本リンパ浮腫治療学会学術集会で「リンパ浮腫患者の就労支援」に関するシンポジウムにグループメンバーが参加し発表を行った。本シンポジウムについてメーリングリストを用いて広報活動を行った。
本シンポジウムは、がん看護学会の後援を頂いた。
2025年度活動計画
- 学習活動
リンパ浮腫ケアに関する最新の知見に関する学習会を開催する(オンラインによる学習会を開催予定) - 広報活動
- 2026年2月の日本がん看護学会学術集会での交流集会開催を目指して準備を行う。
- 学習会開催時などにグループメンバー以外の学会員にSIGでの活動について紹介し、メンバー募集のお知らせを行う。
- その他
メーリングリストによりメンバー間の情報交流や困難事例のケアについてのアドバイスや意見交換などを適宜行う。
9. 血液・骨髄幹細胞移植看護(グループメンバー 37名 2025年2月28日現在)
メッセージ
造血幹細胞移植も含む血液疾患における診断からend of life careまでを網羅した看護についてグループ員で検討して実践していくことを目標としています。日ごろのベッドサイドのケアを標準化すること、さらにはアカデミックな分野まで今後SIGでの活動を通して突き詰めていきたいと考えています。
血液疾患の看護に興味のある皆様、ぜひ一緒に活動をしていきましょう!
2024年度活動報告
- 学習活動
学習会:2回、学習会参加者:計16名
- 第1回
日時:2024年7月13日
「日々のケアに困っていることについて話し合いませんか?」
参加人数:6名 - 第2回
日時:2024年11月9日
「小児がん経験者への移行支援」
参加人数:11名
- 第1回
- 広報活動
日本がん看護学会学術集会SIGフォーラムにおけるPR活動をおこなった。
及び学習会にてグループ員の参加および募集を行った。 - 研究活動
2024年8月30日 抄読会
「Burnout, Moral Distress, Work-life Balance, and Career Satisfaction among Hamatopoietic Cell Transplantation Professionals」
参加人数:8名
2025年度活動計画
- 学習活動
- 2025年6月21日(土)午前中「血液内科ピアサポートの会」
日頃の実践の中で悩みなど仲間と話し合う機会を設ける - 2025年8月30日(土)午前中
抄読会テーマ「造血細胞移植後のフレイル」
移植後患者が身体的、心理的、社会的に回復していくプロセスについて論文を紹介後に、皆さんとディスカッションを行う - 2025年10月日時未定(午前中)
「造血細胞移植における感染管理」
血液内科病棟、特に造血細胞移植に携わる看護師が悩むカテーテル管理、感染管理について感染管理の専門家の講義を受ける
- 2025年6月21日(土)午前中「血液内科ピアサポートの会」
- 広報活動
学会および学習会を通じて、本活動をアピールし、血液疾患患者の看護を実践している者、および研究者の参加を募る。 - 研究活動
グループ員間で学習会の機会の中で情報交換、共有をしていく中で研究テーマ(クリニカルクエスチョン)を検討していく
10. 遺伝がん看護(グループメンバー 47名 2025年2月28日現在)
メッセージ
近年、がん患者は、がんゲノム医療の進展に伴い、がん細胞特有の遺伝子の変化に応じたより精密ながん治療を受けられる機会を得ました。また、薬物治療選択のための遺伝子検査は、遺伝性腫瘍の診断につながることがあります。これらの遺伝情報は患者だけでなく血縁者の将来的な健康管理にも重要な情報となります。
遺伝がん看護SIGでは、遺伝情報が患者や家族にとって有益な情報として活用できるように私たち看護職ができること・しなければならないことを日々検討しています。この課題に会員の皆さまと共に取り組み、すべてのがん患者と家族が、安心してがんゲノム医療を受けられるような社会を目指していきたいと考えています。
2024年度活動報告
- 学習活動
学習会:1回、学習会参加者:計34名
2024年9月28日(土)ZOOMにて「遺伝性腫瘍に関する多遺伝子パネル検査(MGPT)の手引きについて」というテーマで平沢晃先生を講師にして90分間の勉強会を実施した。 - 広報活動
2025年開催予定の第39回日本がん看護学会学術集会において、交流集会を実施予定(予定参加者人数50人) - 研究活動
現在実施中の共同研究の結果の一部を学会発表した。 - その他
①メール相談を行い、メンバー間で意見交流を行った。
②「がんゲノム医療時代の遺伝がん看護について語る会」を学習会後に企画・実施した。
2025年度活動計画
- 学習活動
学習会: ZOOMにて1回企画する - 広報活動
2026年開催予定の第40回日本がん看護学会学術集会において、交流集会を企画予定(予定参加者人数50人) - 研究活動
現在実施中の共同研究を遂行しつつ、その結果を学会発表や論文として公開できるように活動する。 - その他
①メール相談を行い、メンバー間で意見交流を行う。
②「がんゲノム医療時代の遺伝がん看護について語る会」を学習会後に開催できるように企画する。
11. がん放射線療法看護(グループメンバー 75名 2025年2月28日現在)
メッセージ
がん放射線療法看護に関する知識やケア方法に関する教育は、基礎教育や卒後教育で受ける機会が少ない状況です。しかし、科学の進歩に伴って放射線治療の方法は高精度となり、治療を受ける患者は乳幼児から手術の適応から外れる超高齢者までと多岐に渡るので、看護師にはセルフケア支援の視点や治療に関する専門的な知識と根拠をもった実践力が必要とされています。
当グループでは、現場の看護実践の困難さの解決の糸口になるようなメンバーの交流、活動を目指しています。
2024年度活動報告
- 学習活動
学習会1回、学習会参加者:計12名
2024年11月16日に「最新の放射線治療計画と看護ケアへの活用」というテーマで、座談会形式でのオンライン学習会を開催した。 - 広報活動
- 第38回日本がん看護学会学術集会にて、SIGフォーラムでの広報活動と交流集会での情報発信を行った。
- 日本がん看護学会と日本放射線腫瘍学会との共催のがん放射線治療看護セミナー等にて、情報発信を行った。
- 研究活動
急性放射線皮膚炎ケアガイドラインの作成に協力している。 - その他
メーリングリストを活用して、個人情報を削除した上でケア方法の相談、放射線治療体制に関する情報共有、研修やセミナーなどがん放射線療法看護に関する学習の機会に関するインフォメーションなどを行った。
2025年度活動計画
- 学習活動
- 年度内に1回を目安にリモートでの学習会を実施する。
- テーマはメーリングリストなどでメンバーの要望を確認して検討する。
- 広報活動
-
第39回日本がん看護学会学術集会 SIGフォーラムでの広報活動と交流集会での情報発信を行う。
-
急性放射線皮膚炎ガイドライン作成に協力する。
- 日本がん看護学会と日本放射線腫瘍学会との共催セミナーの企画および運営への協力を行う。
- メーリングリストを活用し、メンバー相互の困りごとの相談およびその対応、研修やセミナーなどの学習の機会の共有を行う。
12. 外来がん看護(グループメンバー 56名 2025年2月28日現在)
メッセージ
近年、がん治療の場は外来そして在宅へとシフトしています。それに伴い、外来看護師が担う役割も外来の枠を超えて地域における活動や連携の強化が求められています。外来がん看護グループでは、外来がん看護に必要な院内連携や地域連携の重要性を学ぶとともに、ワークライフバランスやタスクシフトを考慮した外来看護の充実、円滑な継続看護の実践を浸透させる活動をしたいと考えています。がん患者さんが安心して医療や看護を受けられる場を一緒に考えてみませんか?
2024年度活動報告
- 学習活動
-
学習会:2回、学習会参加者:計52名
- (1)「外来におけるがん患者のライフサポートについて一緒に考えよう」
日時:2024年6月22日(土) 13時~15時
講師:宗教法人 在日本南プレスビテリアンミッション淀川キリスト教病院 畠山 明子氏
- (2)「がん患者の栄養と基礎知識」
日時:2024年11月9日(土) 13時~15時
講師:日本医科大学付属病院 長峯 朋子氏
- (1)「外来におけるがん患者のライフサポートについて一緒に考えよう」
2025年度活動計画
- 学習活動
外来でのがん看護実践に関連するテーマを設定し、講師を招聘して年1回以上、学習会・事例検討を開催する。 - 広報活動
第39回日本がん看護学会学術集会にて交流集会を開催し、外来がん看護における栄養管理とシステム構築について探求していく。
13. 在宅がん看護(グループメンバー 56名 2025年2月28日現在)
メッセージ
在宅・病院・教育機関などそれぞれのフィールドで在宅がん看護や地域医療について語り・学ぶグループです。これまでに全国(北海道・岩手・宮城・茨城・東京・静岡・三重・大阪・兵庫・広島・熊本など)で地元の医療関係者とも一緒に事例検討会を実施、そしてその学びを雑誌等に投稿してきました。さらに、毎月のzoom会議を開催しメンバーから全国各地での在宅連携やケアに関する情報共有を行い、メンバー間の交流を図っています。在宅・地域看護はこれからのがん医療により一層ニーズの高い分野です。一緒に学び、互いの在宅がん看護の可能性の拡大と相互理解を深めていきましょう。
2024年度活動報告
- 学習活動
年2回の研修会の開催(相互交流・講義・事例検討など)
- 1回目は講師を招聘して、学会zoomを用いての学習会の実施
日時:2024年1月28日日曜日 10時〜12時
開催形式:zoom オンライン
主催:がん看護学会、特別関心グループの在宅がん看護のチーム
対象:SIGメンバー及びがん看護学会所属会員
参加人数:16名
講師:一般社団法人MY wells 地域ケア工房代表 神谷 浩平 先生
テーマ:地域での「意思決定」を考えよう 〜話し合いが「本人不在」を超えるとき〜
- 2回目SIG有志による地域・在宅がん看護にかかわる医療・介護職を対象として講演とグループディスカッションを実施
日時:2024年8月24日(土)14時~17時
開催形式:現地開催
場所:仙台市戦災復興記念館
参加者:医療・介護職31名
講師:田上 恵太先生 (悠翔会くらしケアクリニック練馬)
テーマ:地域全体でがん患者さんのケアを考えてみませんか
講義・話題提供2例をもとにワールドカフェスタイルでのディスカッションを行った。
- 1回目は講師を招聘して、学会zoomを用いての学習会の実施
- 広報活動
- 8月の有志開催では現地看護職を対象に学会活動・SIG活動についての紹介を行った。
- 2024年2月24日学術集会での交流集会でのPR活動や意見交換会の実施 第38回日本がん看護学会学術集会 交流集会
テーマ:看取り・治療終盤期の病院⇔地域の看護をつなげる連携をしよう!―私たちはこんな情報が欲しい!―
参加人数:現地参加200名超、オンラインは200名定員満員参加
- その他
- 毎月1回のzoomによる情報交換会を実施。
- ZOOMでの相談などを実施した
2025年度活動計画
- 学習活動
-
年2回の研修会の開催(相互交流・講義・事例検討などを予定)
- 1回目は講師を招聘して、学会zoomを用いての学習会の実施
日時:2025年6月7日(土) 14:00-17:00予定
開催形式:現地(静岡)ゆうゆうホール 三島市民文化会館 3階大会議室
主催:がん看護学会、特別関心グループの在宅がん看護のチーム
対象:SIGメンバー及びがん看護学会所属会員
講師:大坂 巌先生 医療法人社団真養会きせがわ病院
テーマ:「がん看護に役立つ対話術」
- 2回目は会場開催での現地の学会員を主体とした事例検討会などの学習会の実施を予定
2025年10月(予定)
開催形式:現地またはオンライン
場所:栃木県
テーマ:調整中
- 1回目は講師を招聘して、学会zoomを用いての学習会の実施
- 広報活動
- 2025年学術集会での交流集会でのPR活動や意見交換会の実施。
- 第39回日本がん看護学会学術集会 交流集会
テーマ:切れ目のないがん治療・緩和ケアを実現するために~在宅療養の支援介入のタイミング・連携を考える~
- 研究活動
がん治療中からの訪問看護介入における背景について、情報収集を図り、ケース分析を試みる - その他
- 毎月1~2回のzoomによる情報交換会の実施
- ZOOMでの相談などを実施する。
14. がん精神看護(グループメンバー 34名 2025年2月28日現在)
メッセージ
私達は、がん患者・家族の精神的ケアは難しいけれど、何か力になりたい、ケアを上達したいと考えている仲間です。
がん看護領域と精神看護領域の看護師が、それぞれの専門性を活かしながら楽しく交流し自己研鑽しています。
学習会では、関心のあるテーマの講義や事例検討、日々の看護ケアや精神的支援に必須なコミュニケーション能力を高めるための対話練習をしています。ちょっとした言葉がどのような効果を生じるのか看護師の会話の力を体験してみませんか。
2024年度活動報告
- 学習活動
学習会:4回、学習会参加者:計83名
4回全てオンラインで開催
参加者:学会員および当SIGメンバー
<学習会の内容>
・発達特性のある患者などに対する対応についての講義:2024年9月29日
・看護師が対応に困る場面のロールプレイを用いた対話練習:2024年7月9日・9月24日・11月26日
*SIGがん精神看護編:がん患者に寄り添うコミュニケーション~事例で学ぶ患者とのかかわりかた,がん看護増刊号,vol.26,No2,2021,南江堂の事例などを用いた - 広報活動
第38回日本がん看護学会学術集会SIGフォーラムに於いて、がん精神看護グループの活動について現地でポスター発表した - 研究活動
学習会に関する研究について検討した - その他
学習会の内容等についてコアメンバーで話し合っているが、メーリングリストについては上手く活用できなかった。
2025年度活動計画
- 学習活動
患者理解および看護ケアのための基礎となる、患者・家族とのコミュニケーション能力を高めるための対話練習やメンタルケアに関連する学習会を開催する予定である。メンバー同士、楽しく交流をはかりながらも相互研鑽になるよう計画する。
※2025年度はオンライン学習会を3回開催予定 - 広報活動
- 第39回日本がん看護学会学術集会SIGフォーラムに於いて、がん精神看護グループの活動について現地でポスターを掲示
- 第40回日本がん看護学会学術集会に於いて、がん精神看護 グループ主催の交流集会開催を目指して準備を行う
- 新メンバー獲得のために、学習会開催時などにメンバー以外の学会員に当SIGの活動について紹介する
- 研究活動
研究計画を立案・実施予定。 - その他
メーリングリストを活用し、メンバー間の情報交換と相互支援を行う。
15. 小児・AYA世代がん看護(グループメンバー 48名 2025年2月28日現在)
メッセージ
当グループは「楽しくなくっちゃ!」をスローガンに、小児がん看護、AYA世代がん看護に関心のある仲間が集い、座談会での情報交換・オンライン学習会・交流会、学会発表・論文投稿など、様々な活動を展開しています。治療中の看護から長期フォローアップ、きょうだい支援、在宅やグリーフケア、がん教育など、がんにおける「若者への支援」を一緒に考えたい方なら、どなたでも大歓迎です。私達と一緒に悩み、迷い、考え、そして楽しみませんか?
2024年度活動報告
- 学習活動
学習会:1回 学習会参加者:計20名
- オンライン学習会を下記の通り実施した。
①開催名称:みんなで考える包括的性教育とSRHR(性と生殖に関する健康と権利)~看護師が妊孕性相談の入り口に立つために~
②開催日時:2024年2月5日(金)14:30~15:30
- 定例座談会(Zoom)を下記の通り実施した。
①不定期開催1月・7月・10月・11月・12月
②開催内容:
・交流集会の検討、メンバーの活動報告(ACP等)、研究の進捗発表等
・AYA week2024 オンラインイベントの企画について
- オンライン学習会を下記の通り実施した。
- 広報活動
- 第38回 日本がん看護学会学術集会 交流集会9開催
テーマ がんと向き合うA世代のACPを考えよう -今を生きる若者の意向を支援するために-
2024年2月24日(土)15:50-16:50
- 第39回 日本がん看護学会学術集会 交流集会10採択
(下記のとおり開催予定)
テーマ 原点回帰!小児・AYA世代の声に耳を傾け対話しよう-ACP普及の過程で直面する課題の解決に向けて-
2025年2月22日(土)10:00-11:00
- 第38回 日本がん看護学会学術集会 交流集会9開催
- 研究活動
研究テーマ:AYA世代がん患者をケアする看護師を対象とした教育プログラムの開発
(1)レビュー論文を投稿した(査読中) - その他
- 定例会議
2月・3月・7月・8月・11月に定例会をオンライン開催した。 - メーリングリストや定例座談会を活用して、随時、打ち合わせ・情報交換を行った。
- メンバーから学習会、交流会の運営担当者(世話人)を募り,グループ活動の活性化を図った。
- 2024年度は、SIGメンバーとして3名の加入があった。
- 定例会議
2025年度活動計画
- 学習活動
- SIG学習会
定例会議にて適した時期を相談のうえ、2025年度中に1回開催する。
- 定例座談会(Zoom)
①2025年度中に、3回程度開催する。
②グループメンバーによる研究活動の進捗発表や新知見に関する情報提供を行う。
③ ウィズコロナ/ポストコロナの社会を見据えて、小児・AYA世代がん看護に関する情報交換・メンバー間でのコンサルテーションを実施する。
- SIG学習会
- 広報活動
- 第39回日本がん看護学会学術集会 交流集会への参加
- 第40回日本がん看護学会学術集会 交流集会への応募
・テーマは、6月頃の定例会議にて決定する - AYA week 2025にてオンラインイベントを開催
- 研究活動
研究テーマ: AYA世代がん患者をケアする看護師を対象とした教育プログラムの開発
・AYA世代がん患者をケアする看護師を対象にした教育に関する研究の文献レビューを論文化する(査読に応じた修正・再提出・発表へ)
・研究チームによる研究打ち合わせを随時開催する - その他
- 定例会議 3月・6月・10月・12月頃、コアメンバーによる会議を開催する(時期は暫定)。
- その他、メーリングリストや定例座談会を活用して、随時、打ち合わせ・情報交換を行う。
16. 災害がん看護(グループメンバー 23名 2025年2月28日現在)
メッセージ
このグループにはがん看護に関わる臨床看護師だけでなく、大学教員、災害看護の熟練者など、フィールドの異なるメンバーが参加しています。被災時の支援に関して様々な分野の専門家を交えての学習会や具体的ながん患者支援(例:がん患者への災害時のセルフケア指導パンフレット作成)など、テーマを決めて取り組んでいます。災害がん看護に関心を持ち、ご自身ができる範囲で主体的に参加し学び合える方をお待ちしています!
2024年度活動報告
- 学習活動
学習会:1回、学習会参加者:計14名
開催日:2024年11月24日(日)10:00-12:00
開催方法:ハイブリッド(オンライン+現地)
会場:東京科学大学湯島キャンパス3号館2階保健衛生学大学院講義室3
テーマ:災害時の「食べる」について学ぼう
講師:東北大学大学院歯学研究科 災害・環境歯学研究センター 特任講師 中久木康一先生
参加者数:15名
- 広報活動
- 第38回日本がん看護学会学術集会SIGポスター展示でPR活動
- 第38回日本がん看護学会学術集会交流集会12 【SIG災害がん看護企画】今だから見直そう!災害時に備えるがん患者のセルフケア支援~ここだけは押さえたい、日々の患者とのかかわりの声かけ~情報交換及びPR活動
- その他
- Web会議(年2回)、メール会議適宜
- 災害看護に関するメールでの情報交換
2025年度活動計画
- 学習活動
学習会を、集合あるいはオンライン、あるいはハイブリッドのいずれかで年1~2回開催。情報交換、相互交流を予定。 - 広報活動
- 第39回日本がん看護学会学術集会SIGフォーラムでポスター掲示し、PR活動、メンバーとの対面交流の実施。
- 第39回日本がん看護学会学術集会交流集会9 【SIG災害がん看護企画】災害時にがん患者を支える看護師のサポート~能登半島地震における被災活動の経験を聴いて考えてみよう~情報交換及びPR活動
- 災害時に向けたがん患者支援活動
災害時のがん患者へのセルフケア指導パンフレット作成を検討するための会議の開催(年間1~2回) - その他
- メンバー会議の開催(年4回)
- オンラインによるグループメンバー間の情報交換
17. 肺がん看護(グループメンバー 18名 2025年2月28日現在)
メッセージ
肺がん治療は、各がん種により治療の選択肢が増え生存率も向上しました副作用も複雑化しました。肺がん領域の患者ケアや教育・研究に携わるメンバーと力を合わせ、小さなことからコツコツと気を張らずに取り組んでみませんか?一緒に活動できることを、いつでもお待ちしております!
2024年度活動報告
- 学習活動
学習会:1回 学習会参加者:計15名
「がんゲノム医療の最新情報と胸部悪性腫瘍における実践」として、
2024年11月9日(土)13:00~14:00にハイブリッドで学習会を開催した。 - 広報活動
第38回 日本がん看護学会学術集会 交流集会において、肺がん看護SIGグループのこれまでの活動内容とオンコロジーナースの禁煙支援について啓発を実施した。SIGフォーラムにおいて、肺がん看護SIGグループの活動紹介を実施できた。 - 研究活動
がんゲノム医療の最新情報と胸部悪性腫瘍における実践について学ぶことができた。肺がん患者の疾患と最近の治療方法や検査方法(遺伝子検査など)、典型的な症状(ir-AEなど)についての方向性を確認しながら来年度も研究活動方法を模索していく。 - その他
学習会参加を通して、肺がん看護に携わる看護師の新たなSIGメンバー参加者が増え、ネットワーク作りが少しずつ拡大しているため次年度も継続して実施する。新規メンバーの獲得やメンバー間の交流促進に努めていく。
2025年度活動計画
- 学習活動
- 学習会の企画・実施(9~11月実施予定):合わせて全体集会開催予定(対面、オンラインについては都度検討する)。
- グループメンバーの興味や関心など希望に応じた学習会を企画、実施する(方法:Webツールでのアンケート)。
- 前年度実施した学習会を実施した中で疑問や課題が生じた場合に、その題材について取り組む。
【仮】※2024年度のアンケート結果に基づく。
・肺がん化学療法時の皮膚ケア(爪囲炎など)について
・肺がん患者へのがん悪液質への早期介入方法について
・相談支援とケア(症状クラスターと症状マネジメント)
・肺がん患者へのACPについて考える
・事例検討会
第39回 日本がん看護学会学術集会 交流集会において、肺がん看護SIGグループのこれまでの活動紹内容とオンコロジーナースの禁煙支援について啓発を検討中。SIGフォーラムにおいて、肺がん看護SIGグループの活動紹介を行う予定。
- 肺がん患者の組織型や病気、年齢に応じた最新の治療と看護の方向性を確認する。
- 免疫チェックポイント阻害薬を使用している患者に生じる典型的な症状について、最新の治療と看護の方向性を確認する。
- 肺がん看護に携わる看護師のネットワーク作りをする。
- メーリングリストを使用した情報交換を継続する。
18. アピアランスケア(グループメンバー 31名 2025年2月28日現在)
メッセージ
がん患者さんはがんと診断されてから、外見の変化を伴うあらゆる治療を行います。外見の変化は時に患者さんに苦痛を与え、QOLの低下を招くことがあります。日頃、外見ケアに悩むことはありませんか?SIGアピアランスケアでは、事例検討や交流会でしか聞けないトピックを交えながら楽しく学んでいきます。一緒にアピアランスケアについて学びを深め、『患者さんと社会』をつないでみませんか?
2024年度活動報告
- 学習活動
学習会:無 - 広報活動
第38回日本がん看護学会において、「進化するアピアランスケア」をテーマに、横浜市×NCCHアピアランスケアのリーフレットを使用した相談方法について実践例を報告した。医療者が行うべき情報提供の在り方やニーズの捉え方について検討した。
2025年度活動計画
- 学習活動
学習会年1回※運営担当はグループ員の輪番制とする。 - 広報活動
第39回日本がん看護学会学術集会のポスター展示において、グループ活動を掲示する。 - 研究活動
委員会活動を通し研究を行う。 - その他
- メーリングリストを開設し、情報交換を行う。
- 日々の看護実践の中で疑問点や困り事について共有する。
19. 頭頚部がん看護(グループメンバー 22名 2025年2月28日現在)
メッセージ
頭頸部がんは全体のがんの中でも希少で、失声や、嚥下、構音障害、容姿の変化など社会生活をおくる上で多くの苦悩が伴います。各々の施設でも試行錯誤しながら頭頸部がん看護を提供していることではないでしょうか。そのような中、その施設間の情報を集約し頭頸部がん看護に関わる看護師の皆さんと頭頸部がん看護を深めていきたいと考えています。頭頸部がん看護の苦悩を共有しながら、頭頸部がん患者さん、ご家族への看護を共に模索しませんか。
2024年度活動報告
- 学習活動
学習会:無 - 広報活動
日本がん看護学会学術集会のSIGフォーラムにおいてメンバーとの交流や広報活動を行った。 - その他
メーリングリストを活用して頭頸部がん看護における情報(知見)や実践相談、研修会等の情報交換を行った。
2025年度活動計画
- 学習活動
学習会
オンライン学習会
日時:2025年2月1日(土)10:30~11:30
テーマ:頭頸部がん患者のアピアランスケアを考えよう
講師:野澤 桂子氏 目白大学 看護学部看護学科 教授 - 広報活動
交流集会の企画や情報発信を行う。
第39回日本がん看護学会学術集会 交流会3“治療で見た目が変わるのは仕方ないこと?!頭頸部がん患者に対するアピアランスケアの現状や課題を考えてみよう”を企画した。 - 研究活動
頭頸部がん看護における研究活動・研究協力を行う。 - その他
学会運営のメーリングリスト・リモート会議にてグループメンバー間での頭頸部がん看護に関する情報(知見)交換、意見交換、実践相談などを行う。
20. スピリチュアルケア(グループメンバー 16名 2025年2月28日現在)
メッセージ
スピリチュアルペインは、他の医学的症状とは異なり実体がないために捉えにくく、そのケアの方法論が明確でないために看護師個々の力量や人柄、経験などで行われている現状があります。私たちは看護師個々のケア体験を振り返り、スピリチュアルペインとは何か、なぜ、どのように表出され、看護師のどのような対応で和らいだのかを明確にしていきたいと考えています。ケアの意味と根拠をもったスピリチュアルケアの実践で、患者の苦痛を和らげられるよう共に学んできましょう!
2024年度活動報告
- 学習活動
学習会:1回 学習会参加者:計37名
日時:2024年9月14日(土)13時~16時 講師:的場康徳氏
テーマ:「ACPとスピリチュアルケア」オンラインで実施 - 広報活動
がん看護学会SIGフォーラムにおいて、活動状況の報告や、メンバー募集のお知らせなどを行った。 - 研究活動
グループメンバーの研究活動への助言を行った。 - その他
- メンバーで行う定例会議を、3月・5月・7月・12月にオンラインで実施した。
- メーリングリストを活用し、メンバー間の情報交換や相互支援を行った。
2025年度活動計画
- 学習活動
学習会や事例検討会の企画・開催を行う(オンライン開催を検討)スピリチュアルペインやスピリチュアルケアに関する具体的テーマをあげ、学習会や事例検討会を行うことで、知識を深め自己研鑽となる機会を作る - 広報活動
新メンバー獲得のため日本がん看護学会学術集会でのPR活動を行う。
また、学習会などの開催の機会に、SIGスピリチュアルケアの活動について紹介する - 研究活動
研究活動を行うグループメンバーの助言や支援を行う - その他
メーリングリストを活用し、メンバー間の意見交換や情報交換を行うと共に、研修やセミナーなど学習の機会の共有を行う
21. 看護管理(グループメンバー 14名 2025年2月28日)
メッセージ
がん看護における看護管理に焦点をあて、経験や学び、知見を共有し、効果的な看護管理をともに模索・創出する企画を通して、医療の進歩や社会の変化に対応し、質の高い看護を継続的・発展的に提供できるよう取り組んでいきます。人材の育成や活用、診療報酬、安全、質管理など看護管理の視点は多様です。職位や資格に関わらず、看護管理に関心がある皆様のご参加をお待ちしております。
2024年度活動報告
- 学習活動
学習会:1回
学習会参加者:計60名(うち、グループ内参加者10名)
日時:2024年6月15日(日)10:00~12:00
テーマ:外来における看護師配置について考える-化学療法室に焦点をあてて-
講師:大田えりか(聖路加国際大学大学院 教授)
概要:大田氏は、現在日本医療安全学会の学術委員会看護部メンバーとして外来がん薬物療法の医療安全に関する研究に取り組んでいる。その知見をもとに、外来化学療法における看護師の適切配置について、ご講演いただいた。病院との交渉の際には、インシデント報告の活用などの示唆を得た。質疑応答の時間を設け、参加者と意見交換を行った。 - 広報活動
第38回日本がん看護学会学術集会で交流集会を企画・運営した。
日時:2024年2月24日(土)15:50~16:50
テーマ:看護管理の視点からがん看護の質の向上を考える~人的資源の活用を通して
概要:同じ組織で働く看護管理者とスペシャリストにご登壇いただき、看護管理者のお立場からは、組織での育成・配置・活用を含む人的資源の活用とその意図、活用の具体的方策、などについて、スペシャリストのお立場からは、組織での役割や専門性を活かした活動の実際などについて情報提供していただいた。その後、参加者との意見交換を行った。 - その他
メンバー間で、適宜情報交換を行った。
2025年度活動計画
- 学習活動
学習会の開催を企画する。 - 広報活動
第39回日本がん看護学会学術集会で、交流集会を企画、運営する。 - 研究活動
学習会や交流集会後のアンケートなどを参考にしながら、研究課題の明確化、焦点化を行う。 - その他
メーリングリストやZoom等のオンラインシステムを活用し、継続的に情報共有や意見交換を行う。
21. がんリハビリテーション看護(グループメンバー 17名 2025年2月28日)
メッセージ
がんリハビリテーションは患者のQOLを高める治療的介入として注目され、今後発展が期待される領域です。看護師ががんリハビリテーションを理解することで、よりチーム医療を促進し患者に貢献できる可能性があります。本グループは学習会のほか、メーリングリストを活用し、知っておくべき知識や全国各地の研修会の開催情報の情報交換をもとに学びを深めていきます。ご関心のある方はお気軽にご参加ください。
2024年度活動報告
- 学習活動
学習会:1回、学習会参加者:計37名
2024年9月9日開催(オンライン)
「がんリハビリテーションの基本」
三上幸夫氏(広島大学病院 リハビリテーション科 教授)による講義と参加者との意見交換を行った。 - 広報活動
第38回日本がん看護学会学術集会SIGフォーラムに参加し広報を行った。 - その他
メーリングリストを用いて学会や研修会に関する情報共有を行った。
2025年度活動計画
- 学習活動
がんリハビリテーションに関する専門家や実践家を招いた学習会を開催する。 - 広報活動
- 学習会開催時においてSIGがんリハビリテーションに関し広報する。
- 第39回日本がん看護学会学術集会SIGフォーラムに参加し広報する。
- その他
メーリングリストを用いて、がんリハビリテーションに関する学会、研修会などの情報共有を行う。