SIG―日本がん看護学会特別関心活動グループ―
- 日本がん看護学会とJSCN-SIG活動について
- SIG参加申込方法
- SIGテーマグループ活動の概要
- SIG主催の学習会のお知らせ
- 特別関心活動グループ Q&A
- 交流フォーラムチラシ
- 新しいテーマグループを立ち上げるには
SIGテーマグループ活動の概要
平成18年度に正式にテーマグループが設立され、活動が開始されています。
今年度の活動の主な概要をご紹介します。
詳細については、JSCN-SIG事務局までお問い合わせください。
テーマグループ一覧
- がん看護専門看護師
- がん薬物療法看護
- がん性疼痛看護
- ホスピスケア
- 乳がん看護
- スキンケア
- 治験・臨床研究看護
- リンパ浮腫ケア
- 血液・骨髄幹細胞移植看護
- 遺伝がん看護
- がん放射線療法看護
- 外来がん看護
- 在宅がん看護
- がん精神看護
- 小児・AYA世代がん看護
- 災害がん看護
- 肺がん看護
- アピアランスケア
- 頭頸部がん看護
- スピリチュアルケア
- 看護管理
1. がん看護専門看護師(グループメンバー 244名 2023年2月28日現在)
メッセージ
医療発展や在院日数の短縮、高齢化社会を受け、がん看護専門看護師が組織から期待される仕事の内容が高度になっています。当グループでは、がん看護専門看護師として活躍するために、組織の持てる力や強みを最大限に活かした活動モデルの構築、評価指標の検討について取り組んでいます。がん看護専門看護師の役割開発や自己啓発についても支援しています。
2022年度活動報告
- 学習活動
- 全体学習会:1回開催 参加者:9名
- 日時:2022年12月17日(土)13:00~15:00
テーマ:参加者が主体的になれる院内研修の設計
講師:小椋 賢治(石川県立大学)
概要:高度実践看護者が有する「教育」の役割に焦点を当て、参加者が主体的に参加し、主催者と双方向性のある研修を企画・運営するためのコツについて共有した。前半はテーマの内容に関する講義、後半は参加者が主体となって研修を企画する上での課題やその解決に向けた取り組みについてディスカッションした。
- 広報活動
第36回日本がん看護学会学術集会の交流集会で交流フォーラムを企画・運営した。また,交流フォーラムでSIG-CNSの活動について説明した。 - その他
過去に交流集会を実施したメンバーで意見交換し、第38回日本がん看護学会学術集会における交流集会のテーマについて検討した。
2023年度活動計画
- 学習活動
- 全体学習会:2023年7月~11月の間で1~2回予定
- 分科会:神奈川、高知、東北、三重
- 広報活動
交流集会および交流フォーラムを企画・運営する。情報発信はメーリングリストや各学習会を介し、SIG-CNSの活動について説明する。 - 研究活動
がん看護専門看護師の活動を精錬させるためのスキルを検討する。 - その他
学習会で交流したメンバーで継続的に情報交換する。
2. がん薬物療法看護(グループメンバー 95名 2023年2月28日現在)
メッセージ
テーマ別グループの中では、最大の参加人数であり、日本全国で仲間が日々活躍しています。がん薬物療法は、免疫チェックポイント阻害薬やがんゲノム医療など、次々に新しい局面を向けております。患者さんやご家族の笑顔のために私達と一緒に学び、情報交換をしませんか?
2022年度活動報告
- 学習活動
- 学習会:5回
- ZOOMを用いてメンバー間でミーティングを開催した。 ・第1回 2022年5月14日
テーマ「がん薬物療法実施時の記録について」参加者7名
・第2回 2022年7月30日
テーマ「がん薬物療法に伴う末梢神経障害の対応について」参加者6名
・第3回 2022年9月4日
テーマ「がん薬物療法に伴う末梢神経障害の対応について」参加者5名
・第4回 2022年10月23日
テーマ「がん薬物療法に伴う末梢神経障害の対応について」参加者6名
・第5回 2022年11月23日
テーマ「がん薬物療法に伴う末梢神経障害の対応について」参加者6名
- 広報活動
がん看護学会SIGフォーラムにおいて、活動状況の報告やメンバー募集のお知らせなどを行った。
2023年度活動計画
- 学習活動
テーマ「今あらためて考えてみよう!がん薬物療法における末梢神経障害への看護ケア」
日時:2023年2月11日(土)14:00〜15:30
講師:細川 舞(岩手県立大学看護学部) - 広報活動
日本がん看護学会学術集会のSIGフォーラムにおいて、活動状況の報告、メンバー募集のお知らせなどを行う。 - 研究活動
がん薬物療法による末梢神経障害の看護アセスメントについて看護研究を行う予定。 - その他 メンバー間のミーティングを約2か月ごとに開催予定。
3. がん性疼痛看護(グループメンバー 37名 2023年2月28日現在)
メッセージ
痛みはがん患者が最も恐れる症状のひとつです。現在、使用可能なオピオイドが増え、入院患者のみならず多くの通院患者も使用しています。しかし、患者個々の痛みの問題は解決しているでしょうか。看護師は痛みのアセスメントや疼痛緩和ケアで悩んでいませんか。SIGがん性疼痛看護グループは、痛みと鎮痛の病理病態・薬理学の視点と、全人的苦痛の視点に立ったがん疼痛緩和ケアを大切にし、メンバー間の交流や学習会を通してがん性疼痛看護の質の向上に取り組んでいきます。
2022年度活動報告
- 学習活動
- 学習会:1回、参加者22名(内メンバー外参加者15名)
日時:2022年11月13日(日)10:00~11:30
テーマ:認知症併存がん患者の痛みへの看護
講師:櫻庭 奈美(埼玉医科大学保健医療学部看護学科准教授)
概要:「認知症併存がん患者の痛みへの看護‐がんと認知症を併せもつ高齢者に対する疼痛緩和実践モデル」というテーマでの講演後、質疑応答、全体ディスカッションを行い、活発な質問、意見交換が行えた。 - 論文抄読会:2月、5月、8月に実施した。参加者はのべ9名だった。
- 学習会:1回、参加者22名(内メンバー外参加者15名)
- その他
コアメンバー会議(オンライン)を2回開催した。
2023年度活動計画
- 学習活動
学習会:がん疼痛のある認知症高齢者への看護関する講演および参加者間のディスカッションを計画(9月〜10月)。メンバー外の参加者30名の予定。 - 広報活動
2023年2月のがん看護学会SIGフォーラムで活動紹介を行なう。 - その他
- メール会議によるメンバー間の交流
- コアメンバー会議の開催
4. ホスピスケア(グループメンバー 71名 2023年2月28日現在)
メッセージ
SIGホスピスケアは、「診断時からエンド・オブ・ライフケアまでの継続した緩和ケアの探究」をテーマに、学習会や事例検討会、がん看護学会の交流集会を企画し、メンバーと出会いや交流をしています。全国にいる同じテーマに関心を持つメンバー全員には会えませんが、メーリングリストを活用しながら、全国各地での研修会のお知らせや、緩和ケアやがん看護に関連した悩みについて情報交換をしながら学びを深めています。
ご興味のある方は、是非一緒に活動をしましょう!
2022年度活動報告
- 学習活動
- 学習会:1回、参加者は23人
日時:2022年11月12日(土)13:30~16:00
テーマ:看護の質を高めるナラティブ・アプローチ
~固有の物語を生きるその人に寄り添う看護を考える~
講師:石垣 靖子(北海道医療大学名誉教授)
清水 哲郎(岩手保健医療大学臨床研究センター センター長)
場所:オンライン開催 - 学習会の開催は、SIGホスピスケアメーリングリストで企画を考えて貰い、SIGホスピスケアメンバーが自発的に企画を考え、全国各地で企画担当者が責任をもって開催している。
- 学習会:1回、参加者は23人
- 広報活動
- 毎年、日本がん看護学会交流集会にSIGホスピスケアメンバーとがん看護や緩和ケアに関連する企画を考えている。
2023年度活動計画
- 学習活動
学習会の開催は、SIGホスピスケアメーリングリストで企画を考えて貰い、SIGホスピスケアメンバーが自発的に企画を考え、全国各地で企画担当者が責任をもって開催している。 - 広報活動
毎年、日本がん看護学会交流集会にSIGホスピスケアメンバーとがん看護や緩和ケアに関連する企画を考えている。
5. 乳がん看護(グループメンバー 25名 2023年2月28日現在)
メッセージ
乳がん患者への臨床実践に携わる看護師(乳がん看護認定看護師を含む)を中心に、乳がん看護の研究・教育に関心を持つ看護職者が参加しています。主な活動は、学術集会でのSIG交流フォーラムや学習会です。乳がんの治療とケアに関する最新情報を共有したり、事例検討会のような雰囲気で、日々のケアの振り返りやメンバーの率直な意見交換を行っています。どうぞご参加ください。
2022年度活動報告
- 学習活動
- 学習会:1回、学習会参加者:計11人
日時:2022年10月29日(日)10:00~12:00
テーマ:乳がん看護を語ろう!学ぼう!深めあおう!
講師:中野 妃佐惠(福井県立病院)
垣本 看子(国立がん研究センター中央病院)
概要:妊孕性温存と高齢がん患者への看護に関する論文をプレゼンターに解説してもらい、参加者で研究結果を看護実践にどのように生かすかをディスカッションした。
- 学習会:1回、学習会参加者:計11人
- 広報活動
第36回日本がん看護学会学術集会SIGフォーラムでの活動報告を行った。また、治験・臨床研究グループとの交流集会を開催した。 - その他
関連学会等における情報交換を実施した。
2023年度活動計画
- 学習活動
- 学習会:2023年8月~9月 Zoomにて開催予定
- ケースカンファレンスの実施に向けてのミーティング
- 広報活動
第37回日本がん看護学会学術集会SIGフォーラムでの活動報告 - その他
関連学会等における情報交換会の開催
6. スキンケア(グループメンバー 15名 2023年2月28日現在)
メッセージ
皮膚の清潔保持や皮膚トラブル予防につながるスキンケアは看護の基本です。がんの罹患やがんに対する治療により、皮膚の生理機能が破綻することがあり、個々の患者に適したスキンケアを提供することが求められます。メンバーはスキンケアのスペシャリストで構成されており、様々な工夫について知恵を出し合っています。このような基本であり、かつ個別性が求められるスキンケアについてぜひ一緒に学びましょう。
2022年度活動報告
- 学習活動
学習会:0回 - 広報活動
第36回日本がん看護学会交流集会にて「自壊創のケアpart3~乳がん患者のセルフケア支援~」について発表した。 - 研究活動
自壊創のにおいと滲出液に関するエビデンスに関する文献検索(次年度交流集会準備)を実施した。 - その他
メーリングリストやZOOMによる情報交換、相談を実施した。
2023年度活動計画
- 学習活動
自壊創・ストーマケア・アピアランスケア等スキンケアに関する内容を計画中。 - 広報活動
第37回日本がん看護学会学術集会における交流集会にて、「自壊創のにおいと滲出液管理~エビデンスと現場で活用できるケア How to~」について発表予定。 - 研究活動
自壊創ケアに関する文献検討 - その他
- がん患者のスキンケアに関する情報交換(随時メール会議・年数回WEB会議)
- メール、Zoomにより情報交換を随時行う。
7. 治験・臨床研究看護(グループメンバー 24名 2023年2月28日現在)
メッセージ
看護の力が、がん医療の発展に不可欠な治験・臨床研究に大きく貢献していることを知っていますか?
治験・臨床研究看護は、研究に参加する患者のケアと研究を適切に実施することのバランスを保つ専門的な看護で、臨床研究の質を高め、正しい臨床研究の結果を導き、将来の患者の治療法へ繫げていきます。目の前の患者と共同し、未来の医療を作っていくために、治験・臨床研究の看護を、共に考え、共に学びましょう!
2022年度活動報告
- 学習活動
- 学習会:1回
- 学習会参加者:計13人(グループ内9名、外4名)
テーマ:看護に活かす!治験に参加した患者さんの体験談
講師:水戸部 ゆうこ(がんサロン~CancerおしゃべりCafe)
日時:2022年11月12日(土)14:00~15:30
場所:オンライン
内容:治験に参加したことのある患者さんから看護師との関り等の体験談をきき、治験・臨床研究の看護について考えを深める機会とした。
- 広報活動
第36回日本がん看護学会学術集会の交流集会で、「患者のよりよい意思決定につながる正しい情報提供の実践と課題」というテーマで、SIG乳がん看護と共同企画を開催した。 - 研究活動
研究課題名:「「がんの臨床試験について知っていただきたいこと」小冊子の評価」の調査結果を、交流集会で発表した。 - その他
研究結果から論文作成とともに小冊子改訂を検討している。
2023年度活動計画
- 学習活動
治験・臨床研究看護について,事例検討・話題提供・情報交換のための機会を設ける。また、講師を招聘し、講義形式による学習会を開催する。 - 広報活動
日本がん看護学会学術集会での交流集会を開催する。 - 研究活動
小冊子「がんの臨床試験について知っていただきたいこと」の利用状況等の調査の論文投稿を行う。 - その他
小冊子「がんの臨床試験について知っていただきたいこと」の利用状況等の調査結果に基づいた、小冊子の見直しを完成させる。
8. リンパ浮腫ケア(グループメンバー 54名 2023年2月28日現在)
メッセージ
このグループには、リンパ浮腫ケアをサブスペシャリティとするがん看護専門看護師、がん看護関連の認定看護師、セラピストやリンパ浮腫療法士、リンパ浮腫に関する研究を行っている大学教員だけでなく、リンパ浮腫ケアに関心をもつ看護師が所属しています。それぞれの施設で活動を始めたばかりの方からスペシャリストまで幅広い層の方が所属しているため、ケアに関する具体的かつ専門性の高い内容について、新たな知見を一緒に学んでいけるグループです。
2022年度活動報告
- 学習活動
- 学習会:0回
- オンラインでの学習会を計画していたが、諸事情あり実施できなかった。
- 広報活動
第36回日本がん看護学会学術集会SIGフォーラムで,グループ活動の紹介を行った。
2023年度活動計画
- 学習活動
オンラインによる学習会を年2回開催。 - 広報活動
リンパ浮腫ケアグループメンバーで作成した予防指導のためのパンフレット・ガイドを洗練化し、交流集会で発表する。 - その他
メーリングリストまたはオンラインによりメンバー間の情報交換や困難事例の検討などを適宜行う。
9. 血液・骨髄幹細胞移植看護(グループメンバー 37名 2023年2月28日現在)
メッセージ
造血幹細胞移植も含む血液疾患における診断からEnd of Life careまでを網羅した看護についてグループ員で検討して実践していくことを目標としています。日ごろのベッドサイドのケアを標準化すること、さらにはアカデミックな分野まで今後SIGでの活動を通して突き詰めていきたいと考えています。
血液疾患の看護に興味のある皆様、ぜひ一緒に活動をしていきましょう!
2022年度活動報告
- 学習活動
- 学習会:0回
- オンライン開催を計画したが、日程の都合が合わず12月までに開催することができなかった。次年度に延期した。
- 広報活動
メーリングリストでの活動が主であった。学習会のテーマの募集、それぞれが困難に感じていること(造血幹細胞移植における基本的看護、COVID-19感染症蔓延下における看護活動の工夫等)の共有を行った。 - 研究活動
研究活動をおこなうことはできなかった。
2023年度活動計画
- 学習活動
- 学習会の継続的な開催を目標とする。
- 第1回目の学習会:2023年1月28日(土)に「造血幹細胞移植における看護」というテーマで開催予定。
- 第2回は、8月〜9月の予定。血液疾患/造血幹細胞移植看護の動向や、各メンバーの関心テーマについてSIGフォーラムやメーリングリストで募りつつ、内容を決定する。
- 広報活動
引き続き、学会および学習会を通じて、本活動をアピールし、血液疾患患者の看護を実践している者、および研究者の参加を募る。 - 研究活動
グループ員間で情報交換、共有をしていく中で研究テーマ(クリニカルクエスチョン)を検討していく。 - その他
メーリングリストの活性化に努める。
10. 遺伝がん看護(グループメンバー 45名 2023年2月28日現在)
メッセージ
近年、がん患者は、がんゲノム医療の進展に伴い、がん細胞特有の遺伝子の変化に応じた、より精密ながん治療を受けられる機会を得ました。一方で、薬物治療選択のための遺伝子検査は、遺伝性腫瘍の診断につながり、患者だけでなく血縁者の将来的な健康管理にも影響を及ぼしています。遺伝がん看護SIGでは、こうした課題に対して私たち看護職ができること・しなければならないことを日々検討しています。この課題に会員の皆さまと共に取り組み、すべてのがん患者と家族が、安心してがんゲノム医療を受けられるような社会を目指していきたいと考えています。
2022年度活動報告
- 学習活動
- 学習会:1回 オンライン開催
- ベーシック編として「いまさら聞けない根本的な遺伝学・遺伝看護」というテーマで,医師と遺伝看護専門看護師を講師として、用語の説明やがん遺伝子、がん抑制遺伝子、レポートの読み方、薬物療法等に関する医学的内容と、遺伝情報を共有する意味やその支援、家族歴の聴取と家系図の作成を取り入れた看護アプローチに関する講義を行った。
- 広報活動
第36回日本がん看護学会学術集会において、「がん看護の中にゲノム医療を浸透させていこう〜院内教育システムの構築を考える」をテーマにした交流集会を実施した。 - その他
第2回目:「遺伝がん看護/がんゲノム医療時代の遺伝がん看護について語る会」をZOOM開催し、SIGメンバー間で今後取り組みたいことや要望など含めたメンバー間交流会を実施した。
2023年度活動計画
- 学習活動
学習会:ZOOMにて1回予定で企画する - 広報活動
第37回日本がん看護学会学術集会において、交流集会を実施予定(予定参加者人数30人) - 研究活動
現在、開始されている共同研究を遂行しつつ、その結果をSIG活動として第38回日本がん看護学会学術集会において発表できるように活動する。 - その他
①メール相談を行い、メンバー間で意見交流を行う。
②第3回目:「遺伝がん看護/がんゲノム医療時代の遺伝がん看護について語る会」をZOOM開催できるように企画する。
11. がん放射線療法看護(グループメンバー 69名 2023年2月28日現在)
メッセージ
放射線療法看護に関する知識やケア方法に関する教育は、基礎教育においても卒後教育においても少ない状況です。ますます治療方法は個別化され、高精度化されている一方、治療を受ける患者は高齢化が進み、看護師にも様々なセルフケア支援や治療に関する専門的な知識や根拠をもった実践力が必要とされています。SIG-RTでは、現場の看護実践の困難さの解決の糸口になるようなメンバーの交流、活動を目指しています。
2022年度活動報告
- 学習活動
- 学習会 1回、参加者:計11名
- 2022年11月27日に「話してみよう!コロナ禍における放射線治療看護」というテーマで、オンラインでの学習会を開催した。
- 広報活動
- 第36回日本がん看護学会学術集会のSIGフォーラムで広報活動を行った。
- JSCN・JASTRO共催 がん放射線治療看護セミナー等にて、情報発信を行った。
- 研究活動
急性放射線皮膚炎ケアガイドラインの作成に協力している。 - その他
メーリングリストを活用して、個人情報を抜いた形でのケア方法の相談、放射線治療体制に関する情報共有、研修やセミナーなど放射線療法看護に関する学習の機会に関するインフォメーションなどを行った。
2023年度活動計画
- 学習活動
- 年間で1回を目安に学習会を実施する。
- 学習会は社会情勢を鑑みて、オンラインで行う。
- テーマは、メーリングリストなどでメンバーの要望を確認して検討する。
- 広報活動
JSCN・JASTRO共催 がん放射線治療看護セミナーなどで広報活動を行う。 - 研究活動
急性放射線皮膚炎ガイドライン作成に協力する。 - その他
- JSCN・JASTRO共催 がん放射線治療看護セミナー 企画・運営への協力を行う
- メーリングリストを活用し、メンバー相互の困りごと相談およびその対応、研修やセミナーなどの学習の機会の共有を行なう。
12. 外来がん看護(グループメンバー 57名 2023年2月28日現在)
メッセージ
今は外来から在宅への移行や外来での意思決定支援が注目されています。しかし、外来看護師の役割は医師の診療の補助とされており、医療法に基づく人員配置基準では30対1のまま外来看護師に求められる役割だけが大きく変化をしているのが現状です。この度、特定行為研修など看護師のタスクシフトが推奨され、外来看護師には地域と病院を繋ぐ役割が期待されています。外来と在宅の連携を強化し、がん患者が安心して医療や看護を受けられる場を構築するための方法を一緒に考えてみませんか?
2022年度活動報告
- 学習活動
- 学習会:2回
- 学習会参加者:計48名
・第1回:2022年3月26日(土)13:00〜15:00
テーマ:がん患者の外来から在宅療養移行における家族への支援
講師:藤井 真樹(学校法人聖マリアンナ医科大学 川崎市立多摩病院 家族支援専門看護師)
・第2回:2022年11月26日(土)13:00〜15:00
テーマ:外来からの在宅療養支援における多職種連携
講師:藤澤 順(国家公務員共済組合連合会 横浜南共済病院 緩和支持療法科部長 地域支援センター長 緩和ケア医師)
冨澤 尚美(国家公務員共済組合連合会 横浜栄共済病院 退院支援看護師)
2回のオンライン学習会にて、外来がん看護における「実践」「相談」「調整」に焦点を当て、学習後に参加者と現状を共有した。
- 広報活動
第36回日本がん看護学会学術集会SIGフォーラムにてSIG活動を周知した。 - その他
学習会内内容についてコアメンバーで話し合っているが、メーリングリストについては活用できていない。
2023年度活動計画
- 学習活動
外来でのがん看護実践に関連するテーマを設定し、講師を招聘して年1回、学習会・事例検討を開催する。 - 広報活動
日本がん看護学会学術集会におけるSIGフォーラムで広報活動を行う。 - その他
メーリングリストを使った情報発信を行う。
13. 在宅がん看護(グループメンバー 53名 2023年2月28日現在)
メッセージ
在宅・病院・教育機関などそれぞれのフィールドで在宅がん看護や地域医療について語り・学ぶグループです。これまでに全国(北海道・岩手・茨城・東京・三重・大阪・兵庫・広島・熊本などなど)で地元の医療関係者とも一緒に事例検討会を実施、そしてその学びを雑誌等に投稿してきました。そして今は、コロナ禍のだからこそできることを考え、毎月のzoom会議や全国の多職種を対象に交流の場としてzoom拡大会議等を開始しています。在宅・地域看護はこれからのがん医療に新たな可能性を秘めた領域です。一緒に学び、互いの可能性の拡大と相互理解を深めてみましょう。
2022年度活動報告
- 学習活動
- 学習会:2回
- 第1回:2022年7月30日(土)14:00~16:00 学習会参加者:23人
テーマ:コロナ禍の今・在宅がん医療・看護実践でのコミュニケーションについて
講師:阿部 泰之(Aiクリニック院長/旭川大学客員教授)
内容:コロナ禍で様々な制限が続発するなかで、病院-在宅、患者‐家族、患者・家族‐医療従事者などが、これまでとは異なるコミュニケーションのあり様を求められ、十分にコミュニケーションが図れない中で意思決定や看取りについて進行していかねばならない現状がある。その過程では、患者・家族が辛さを体験するように、支援者側も無力感をもち、自分たちの心をどのように守ったらいいのか悩み、それを共有する時間も乏しいまま現場が進行している状況にある。
今回は在宅でのがん医療・看護の現場で遭遇するコミュニケーションの課題について阿部泰之先生に講演していただき、ディスカッションを行った。 - 第2回:2022年11月6日(日)10:00~12:00 学習会参加者:22人
SIGメンバー以外に介護職員や訪問看護ステーションのスタッフ、連携室看護師の参加あり zoomでのオンライン学習会として開催した。ワールドカフェスタイルで各テーマに沿ってディスカッションを行った。
テーマ1:これまでの看取りにまつわる気がかり、もやもやしたエピソードについて
テーマ2:看取りに関してビリーブメントケアについて家族のみならず自分のケアどうしていますか?
テーマ3:看取りについて これからの課題や工夫、情報共有や連携について良かったこと
- 広報活動
第36回日本がん看護学会学術集会にて交流集会で発表した。 - その他
- 個人zoomを用いて毎月1回web会議を定期的に実施した。
- メーリングリストによるメンバー間での相談などを行った。
2023年度活動計画
- 学習活動
- 年2回の研修会の開催(相互交流・講義・事例検討などを予定)
- 1回目は講師を招聘して、学会zoomを用いての学習会の実施、2回目は会場開催での事例検討会などの学習会の実施を予定している。
- 広報活動
2023年2月の第37回日本がん看護学会学術集会でのPR活動や意見交換会を実施する。 - 研究活動
コロナ禍での在宅がん医療への影響について情報収集を図り、質的に分析を試みる。 - その他
- 毎月1~2回のzoomによる情報交換会を実施する。
- ZOOMでの相談などを実施する。
14. がん精神看護(グループメンバー 35名 2023年2月28日現在)
メッセージ
私達は、がん患者・家族の精神的ケアは難しいけれど、何か力になりたい、ケアを上達したいと考えている仲間です。
がん看護領域と精神看護領域の看護師が、それぞれの専門性を活かしながら楽しく交流し自己研鑽しています。
学習会では、関心のあるテーマの講義や事例検討、精神的支援に必須なコミュニケーション能力を高めるための対話練習をしています。ちょっとした言葉がどのような効果を生じるのか体験してみませんか。
2022年度活動報告
- 学習活動
- 学習会:1回 学習会参加者:計25人
日時:2022年2月5日(土)13:00〜16:00
会場:オンライン開催
テーマ:看護師が対応に困る場面の対話練習
講師:川名 典子(杏林大学大学院保健学研究科精神看護分野、元杏林大学医学部付属病院/精神看護専門看護師)
*SIGがん精神看護編:がん患者に寄り添うコミュニケーション~事例で学ぶ患者とのかかわりかた,がん看護 増刊号,vol.26,No2,2021,南江堂の2事例を取り上げた
- 学習会:1回 学習会参加者:計25人
- 広報活動
2022年2月の第36回日本がん看護学会SIGフォーラムに於いて、SIGがん精神看護の活動についてオンデマンド配信を行った。 - 研究活動
SIGがん精神看護グループの学習会に関する研究について検討した。 - その他
学習会の内容等についてコアメンバーで話し合っているが、メーリングリストについては上手く活用できなかった。
2023年度活動計画
- 学習活動
- 学習会:患者理解および看護ケアのための基礎となる、患者・家族とのコミュニケーション能力を高めるための対話練習やメンタルケアに関連する学習会を開催する予定である。メンバー同士、楽しく交流をはかりながらも相互研鑽になるよう計画する。
- 2023年度はオンライン学習会を5回開催予定
- 広報活動
- 第37回日本がん看護学会学術集会SIGフォーラムに於いて、がん精神看護グループの活動について現地で発表予定。
- 第38回日本がん看護学会学術集会での交流集会開催を目指して準備を行う。
- 新メンバー獲得のために、学習会開催時などにメンバー以外の学会員にSIGでの活動について紹介する。
- 研究活動
研究計画を立案・実施予定。 - その他
メーリングリストを活用し、メンバー間の情報交換と相互支援を行う。
15. 小児・AYA世代がん看護(グループメンバー 39名 2023年2月28日現在)
メッセージ
当グループは「楽しくなくっちゃ!」をスローガンに、小児がん、AYA世代がんに関心のある仲間が集い、座談会での情報交換・オンライン学習会・交流会、学会発表・論文投稿など、様々な活動を展開しています。治療中の看護から長期フォローアップ、きょうだい支援、在宅やグリーフケア、がん教育など、がんにおける「若者への支援」を一緒に考えたい方なら、どなたでも大歓迎です。私達と一緒に悩み、迷い、考え、そして楽しみませんか?
2022年度活動報告
- 学習活動
学習会:1回 学習会参加者:計22人
「小児・AYA世代の妊孕性に関する看護 ~私たちにできることを一緒に考えませんか?~」というテーマで,オンラインで開催した。 - 広報活動
第36回 日本がん看護学会学術集会交流集会「「妊孕性と看護」のこんなときどうする? 一緒に考えよう、私たちにできること」を企画・運営した。 - 研究活動
新研究チーム発足・研究を計画した。
研究テーマ:AYA世代がん患者をケアする看護師を対象とした教育プログラムの開発
① Zoomにて、研究会議を随時開催した。
② 文献検討を進めた。 - その他
- オンラインでの定例座談会を2月、6月、7月、8月に実施した。
内容:研究の進捗発表
AYA week2022 オンラインイベントの企画について
小児・AYA世代がん看護に関する学習会(テーマ:ACP・セクシャリティ等)
情報交換・メンバーによるコンサルテーション - コアメンバーによる定例会議を2月・6月・7月・8月・11月、12月にオンラインで実施した。
- メーリングリストや定例座談会を活用して、随時、打ち合わせ・情報交換を行った。
- メンバーから学習会、交流会の運営担当者(世話人)を募り,グループ活動の活性化を図った。
- 2022年度は、SIGメンバーとして3名の加入があった。
- オンラインでの定例座談会を2月、6月、7月、8月に実施した。
2023年度活動計画
- 学習活動
- 学習会を1回開催予定
- 定例会議にて適した時期を相談のうえ、2023年度中に1回開催する。
- 学習会を1回開催予定
- 広報活動
- 第37回日本がん看護学会学術集会における交流集会において「妊孕性温存を望む小児・AYA世代への看護」一緒に考えよう、私たちにできることを企画している。
- 第38回 日本がん看護学会学術集会 交流集会へ応募する。テーマは、6月頃の定例会議にて決定する。
- 研究活動
研究計画書作成
研究テーマ:AYA世代がん患者をケアする看護師を対象とした教育プログラムの開発
AYA世代がん患者をケアする看護師を対象にした教育に関する研究の文献レビューを行う
研究チームによる研究打ち合わせを随時開催する - その他
- oomによる定例座談会を年3回開催し、グループメンバーによる研究活動の進捗発表や新知見に関する情報提供を行う。また、ウィズコロナ/ポストコロナの社会を見据えて、小児・AYA世代がん看護に関する情報交換・メンバー間でのコンサルテーションを実施する。
- 3月・6月・10月・12月頃、コアメンバーによる定例会議を開催する(時期は暫定)。
- メーリングリストや定例座談会を活用して、随時、打ち合わせ・情報交換を行う。
16. 災害がん看護(グループメンバー 24名 2023年2月28日現在)
メッセージ
このグループにはがん看護に関わる看護師だけでなく、大学教員、災害看護の熟練者など、フィールドの異なるメンバーが参加しています。学習会や交流集会を企画し、次の大規模災害に向けたがん患者支援(例えば化学療法室での災害時のシミュレーション教材の開発など)について、関心のあるテーマを決めて取り組んでいます。災害がん看護に関心を持ち、ご自身ができる範囲で主体的に参加し学び合える方をお待ちしています!
2022年度活動報告
- 学習活動
学習会:1回、学習会参加者計:21人
日時:2022年11月23日(水)13:00~15:00 オンラインにて開催
テーマ:がん治療・療養におけるBCPについて-がん拠点病院の新要件:災害時のがん患者・家族の支援体制づくりを考える-
講師:寺田 英子(災害看護専門看護師)
概要:BCPの基本講義,グループワーク,全体での意見交換を行った。
- 広報活動
- オンライン学習会の際に、SIGグループ紹介・入会案内と第37回学術集会で開催予定の交流集会の案内を行った。
- 第36回日本がん看護学会学術集会でのSIGフォーラムにて活動紹介を行った。
- 第36回日本がん看護学会学術集会の交流集会「被災後に治療継続が困難になったがん患者さんへのサポートを考える~被災したがん患者さんを助けるお金とくらしの話~」をオンラインで開催した。
- 研究活動
今年度は研究活動としては実施していない。
- その他
- コアメンバー会議およびメンバー会議を開催し、情報交換や学習会・交流集会の開催に向けた議論を行った。
- 学習会(11/23)開催後には、同日に引き続きメンバー間で振り返りを実施した。
- メーリングリストを活用して、メンバー間での情報交換、学習会や交流集会の準備に関する情報共有、相互の相談などを行った。
2023年度活動計画
- 学習活動
学習会:集合あるいはオンライン、あるいは集合とオンラインのハイブリッドのいずれかで年1~2回開催。情報交換、相互交流を予定。 - 広報活動
- 第37回日本がん看護学会学術集会SIGフォーラムでPR活動を行う。
- 第37回日本がん看護学会学術集会交流集会「【SIG災害がん看護企画】地域特性を考慮したがん患者と家族に対する災害支援~都市、地方ならではのご当地災害対策について話し合おう~」を企画・運営する。
- 研究活動
SIG災害がん看護メンバーの研究活動への助言、協力を行う。 - その他
- メンバー会議の開催(年4回)
- オンラインによるグループメンバー間の情報交換
17. 肺がん看護(グループメンバー 17名 2023年2月28日現在)
メッセージ
肺がん治療はますます発展し、延命を可能にしています。通院で複雑さも増す治療と副作用症状にケアを必要とする肺がん患者と共に歩むための看護は難しさが伴います。肺がん看護グループは、臨床・教育・研究に携わるメンバーの力を集めて、ケアに役立つ発信をしていきますので、どうぞ、一緒に取り組みましょう。
2022年度活動報告
- 学習活動
- 学習会:1回 学習会参加者:計11人
- 肺がん看護に携わる今日の肺がん治療を受ける患者の相談支援内容とケアに関するテーマ「高齢肺がん患者の在宅療養に向けた退院調整と支援」について,2022年11月27日(日)13:00~14:00にオンラインにて実施した。
- 広報活動
今年度は、COVID-19感染拡大事情から各施設からのメンバー参加が難しく学会交流集会に参加できなかった。SIGフォーラムにて肺がん看護SIGグループ活動を広報した。 - 研究活動
肺がん患者の疾患と最近の治療に生じる典型的な症状(irAEなど)について、新たに方向性の確認ができていず、来年度に継続とした。 - その他
学習会参加を通して、肺がん看護に携わる看護師の新たなSIGメンバー参加者が増え、ネットワーク作りが少しずつ拡大しており、継続する。
メーリングリストを活用し、適宜情報交換を行い、新規メンバーの獲得やメンバー間の交流促進に努めた。
2023年度活動計画
- 学習活動
学習会の企画・開催(9月実施予定):合わせて全体集会開催
オンラインで開催予定
肺がん看護に携わるがん看護師の関心の高さから、今日の肺がん治療を受ける患者の相談支援内容とケアに関するテーマ【仮】などについて学習会を企画し、知識を深め自己研鑽し、新たな看護の方向性を話しあう。 - 広報活動
第37回日本がん看護学会学術集会における交流集会において、これまでの活動と肺がん看護SIGグループの活動紹介を行う予定。 - 研究活動
肺がん患者の疾患と治療で生じる典型的な症状(irAEなど)について、新たに方向性の確認を行う予定。 - その他
- 肺がん看護に携わる看護師のネットワーク作りをする。
- メーリングリストを使用した情報交換を継続する。
18. アピアランスケア(グループメンバー 23名 2023年2月28日現在)
メッセージ
がん患者さんはがんと診断されてから、外見の変化を伴うあらゆる治療を行います。外見の変化は時に患者さんに苦痛を与え、QOLの低下を招くことがあります。日頃、外見ケアに悩むことはありませんか?SIGアピアランスケアでは、事例検討や交流会でしか聞けないトピックを交えながら楽しく学んでいきます。一緒にアピアランスケアについて学びを深め、『患者さんと社会』をつないでみませんか?
SIGアピアランスケアへのお誘い
2022年度活動計画
- 学習活動
学習会:なし
今年度は日程の調整がつかず、実施できなかった。次年度は9月頃に新型コロナの感染状況を鑑み、学習会を計画していく。 - 広報活動
第36回日本がん看護学会学術集会のSIGフォーラムおよび交流集会で,広報活動を行った。 - 研究活動
COVID-19の影響で実施できなかった。
2023年度活動計画
- 学習活動
- 全体学習会:年1回 開催予定
運営担当は、グループ員の輪番制とする
- 全体学習会:年1回 開催予定
- 広報活動
日本がん看護学会の交流会などでグループ活動を提示する。 - 研究活動
交流会の活動を通し、研究を行う。 - その他
メーリングリストを開設し、情報交換を行う。
19. 頭頚部がん看護(グループメンバー 18名 2023年2月28日現在)
メッセージ
当グループも設立して3年目になりました。頭頸部がん患者さんは全体のがん患者さんの中でも少なく、その上、失声や、嚥下、構音障害、容姿の変化など生きていく上で多くの苦悩が伴います。各々の施設でも試行錯誤しながら頭頸部がん看護を提供していることではないでしょうか。そのような中、その施設間の情報を集約し頭頸部がん看護に関わる看護師の皆さんと頭頸部がん看護を創造していきたいと考えています。是非、頭頸部がん看護の苦悩を共有しながら、頭頸部がん患者さん、ご家族への看護を共に模索していきましょう。
2022年度活動報告
- 学習活動
学習会:1回 学習会参加者:24人
日時:2022年5月28日(土)13:00~14:30
テーマ:元頭頸科医師の緩和ケア専門医と共に考える頭頸部がん患者・家族への緩和ケアと看護師に求めるもの
講師:石木 寛人(国立がん研究センター中央病院 緩和医療科医長)
頭頸部がん患者・家族に焦点をあてた緩和ケアについて参加者と共に考えた。 - 広報活動
日本がん看護学会学術集会のSIGフォーラムにおいてオンラインでの広報活動を行った。 - 研究活動
グループメンバーが行っている研究に助言等で貢献した。 - その他
メーリングリストを活用して頭頸部がん看護における研修会や学習会の情報交換を行った。
2023年度活動計画
- 学習活動
- 事例検討会・研修会を実施する。1年間に1~2回開催予定
※開催形式は基本オンライン研修とする。
- 事例検討会・研修会を実施する。1年間に1~2回開催予定
- 広報活動
交流集会の企画や情報発信を行う。 - 研究活動
当グループのネットワークを活用して、頭頸部がん看護における研究活動・研修協力を行う。 - その他
学会運営のメーリングリスト・リモート会議にてグループメンバー間での頭頸部がん看護に関する情報(知見)交換、意見交換、実践相談などを行う。
20. スピリチュアルケア(グループメンバー 18名 2023年2月28日現在)
メッセージ
スピリチュアルペインは、他の医学的症状とは異なり実体がないために捉えにくく、そのケアの方法論が明確でないために看護師個々の力量や人柄、経験などで行われている現状があります。私たちは看護師個々のケア体験を振り返り、スピリチュアペインとは何か、なぜ、どのように表出され、看護師のどのような対応で和らいだのかを明確にしていきたいと考えています。ケアの意味と根拠をもったスピリチュアルケアの実践で、患者の苦痛を和らげられるよう共に学んできましょう!
2022年度活動報告
- 学習活動
学習会:2回 学習会参加者:計41人
①講演会「がんの痛みとスピリチュアルケア」(26名)
②事例検討会「こんなときどうする?がん患者に『死んでしまいたい』と言われたら」(15名) - 広報活動
- 第36回 日本がん看護学会学術集会SIGフォーラムで広報活動を行った。
- 広報用チラシを作成した。
- 2022年に雑誌「がん看護」において,「スピリチュアルペインを学ばれる方へ」を連載。最終回でグループの情報発信を行った。
- 第15回対人援助・スピリチュアルケア研究会自由報告会
演題:日本がん看護学会特別関心活動グループ(SIG)スピリチュアルケアグループの活動報告を行った。
- 研究活動
看護師が行うスピリチュアケアとしての傾聴について実態調査を行っている。現在データを分析中である。 - その他
年6回グループメンバーでミーティングを行い、近況報告を含めて、スピリチュアルケア実践や教育での問題や課題を話し合った。
2023年度活動計画
- 学習活動
- 学習会:1回/年
- 事例検討会:2回/年 を予定している。
- 広報活動
- SIGフォーラムで広報活動を行う。
- グループの広報用に作成したチラシを活用し、情報発信する。
- 研究活動
がん看護に従事する看護師のスピリチュアルケアに関する実態調査研究を行う。看護師のスピリチュアルケア実態調査は、スピリチュアルケアSIG活動を進めるためのエビデンスとして位置づけられることが期待される。 - その他
メンバーミーティングを年4回開催する。
Zoomブレイクアウトルームを活用しグループごとに実践内容、疑問、事例を話し合い、全体で共有する。また、今後のグループの方向性や学習会のテーマについて話し合う。
21. 看護管理(グループメンバー 13名 2023年)
メッセージ
がん看護における看護管理に焦点をあて、経験や学び、知見を共有し、効果的な看護管理をともに模索・創出する企画を通して、医療の進歩や社会の変化に対応し、質の高い看護を継続的・発展的に提供できるよう取り組んでいきます。人材の育成や活用、診療報酬、安全、質管理など看護管理の視点は多様です。職位や資格に関わらず、看護管理に関心がある皆様のご参加をお待ちしております。
2023年度活動計画
- 学習活動
- 学習会の開催を計画する
- 広報活動
- 第37回日本がん看護学会交流集会「看護管理の視点からがん看護の質の向上を考える〜人的資源の活用を通して」を実施する。